これから妊活をしようと思っているあなたも、現在妊活中のあなたも、1分間読むだけで分かる不妊治療の最新情報をお届けします。
今更聞けない女性の月経周期や妊娠するための基礎知識に卵子の高齢化、男性不妊といった専門分野。
さらには、妊活を楽しく前向きに過ごすためのちょっとしたコツなど、不妊治療をしている全ての方に、不妊治療専門の漢方鍼灸治療院である馬場聖鍼堂が自信を持ってお届けします。
ぜひ、ご活用ください。
2015年09月26日 [記事URL]
何度も繰り返す流産は、誰にとっても心折れる経験です。
精神的に大きく、深くダメージを受け、治療自体がストレスになります。
重症の不育症で何度も流産経験のある方々が、抑鬱状態だったり、
ショックから立ち直れなくなっていたりといった姿を何度も拝見しています。
流産や死産は一度だけでもショックが大きいですから、
何回も流産されていらっしゃれば、そうなって当然だと思いますし、
そうした方には心のケアが必要になってくると考えています。
女性の方は、流産を自分のせいだと思い込んでしまいやすいのです。
自分の身体の中で起きることですから。
自分のせい、あるいは自分の身体に欠陥があるとみなして責めてしまうのです。
決して母体が原因ではなくても、流産の責任を感じてしまうのですね。
そんなときはパートナーの支えが絶対必要ですし、正しい情報を得ることも大事です。
一人で悩まず、ぜひサポートを受けるようにしたいものです。
人によって違うとは思いますが、親しい友人の妊娠や出産、あるいは
すでにお子さんがいることからも心理的なダメージを受けてしまうときがあります。
妊婦さんや小さな赤ちゃんを目にすることさえ耐えられなくなって
引きこもってしまうこともあるかもしれません。
そうしたときに大切なことは、そんな自分をそのまんま認めてあげることです。
人間なので、いつでも上機嫌で笑って生きていけるわけではありません。
流産で心身が傷付いて、悲しく、どん底にいる自分を否定しないであげてください。
我慢せずに泣いてもいいのです。
すぐに忘れて立ち直らなきゃいけないと、自分を追い詰めないでくださいね。
時間がゆっくり解決してくれることもありますし、癒す方法だってありますよ。
東洋医学では、心と身体は表裏一体、とても深い関係があるとみなしています。
ですので、心が病むと身体にも影響が出て病気になるものなのです。
そしてまたその逆も真なり、です。
つまり身体の病気を治せば、心の傷や病も癒えるということです。
そのため、心と身体、両方にアプローチしていくのは鍼灸ではごく普通のことです。
身体の凝りや緊張をゆるめてリラックスするのと同様に、
流産経験がもたらした心の奥深くの緊張をゆるめ、
凝り固まった傷を癒し、覆い被さる瘡蓋も少しずつ溶かしていきます。
みずみずしい心がよみがえるように。
できれば辛い流産は経験しないほうが、もちろんいいのでしょうが、
たとえ何度か涙を飲んでも、その後元気な赤ちゃんを授かる確率は高いのです。
「不育症だから、もう一生無理」などと自分で決めつけたりせず、
いつか舞い降りてきてくれる赤ちゃんを信じて待ちましょう。
これからは小さなことに一喜一憂し過ぎないようにして、
できるだけ荒波の少ない穏やかな心を保っていただくほうが、
お身体への悪影響も少なくて、安心してベビ待ちを続けていただけると思います。
不育症の治療は長丁場になるかもしれません。
ある意味、たんたんと日常生活を送っていただくくらいがいいのかもしれませんね。
希望を捨てずに、リラックスして毎日をお過ごしいただくためには、
簡単には動じない心と、そして心強い応援団も必要かもしれません。
不育症を克服して元気なお子さんを授かるには、できるだけ早く専門の医療機関に
かかることが大事です。
必要な検査を受け、予防治療を積極的に受けることで、流産の傷を最小限に抑えます。
そのうえで、東洋医学による心と身体のケアを受けていただければ
両方からのアプローチでさらに効果的だと思います。
メンタルサポートの面でも、おすすめですよ!
繰り返す流産や不育症でお悩みの方こそ、鍼灸が合っていると言えます。
一度でも流産をされたことがある方は、ぜひご相談くださいね!
2015年09月12日 [記事URL]
流産を繰り返し、検査を受けても何も原因が見つからない、という
原因不明の不育症も多いです。
そうした場合は対処法が無いと途方に暮れてしまいがちですが、
専門的な検査を受けると、治療法が確立されているリスク要因が見つかることもあります。
不育症の治療というよりもリスクを避けるための予防治療と言ってもいいかもしれません。
前もって予防治療を受け、次の妊娠に向けて準備をしていけるといいですね!
不育症の予防治療には以下のような方法があります。
抗リン脂質抗体や血液凝固因子に問題がある場合には、
低容量アスピリンを服用する治療法があります。
バファリンやアスピリンといった薬の名前は聞かれたことがあると思います。
頭痛薬で有名ですね。
そんな一般的な薬で不育症が治療できるとは!
こういったお薬には血液をサラサラにする効果があるため、流産防止に役立ち、
血栓のできやすい体質の方で不育症を克服できる方が増えました。
血栓性素因が見つかれば対応できますので、検査を受けていただく必要があります。
さらに治療効果を高めるために、ヘパリン療法を併用することもあります。
こちらは薬剤の内服ではなく皮下注射ですので、ハードルは少し高くなります。
自己注射も可能ですし、在宅でも保険適用されるようになったのはありがたいですね。
ただ、どうしても出血しやすくなりますので、注意は必要です。
注射部位の発赤やアザ、硬結などのトラブルは覚悟が必要ですね。
妊娠が成立して、赤ちゃんが母体で育っていくためには、免疫機能が
正しく働いてくれないといけません。
免疫系が過剰防衛してしまうと胎児は異物として拒絶されてしまい、
流産につながるという不育症のための治療法があります。
NK細胞の活性を下げる(=正常化する)ためのピシバニール療法
という治療法ですね。
まずはNK細胞活性を検査して、数値が高ければ治療の対象となります。
現在のところ、保険は適用されません(自費治療)。
夫婦間でヒト組織適合抗原(HLA)が似ていると、妊娠維持免疫反応が起こらずに
流産しやすくなります。
そのため、夫のリンパ球を妻のリンパ球に移植する(夫リンパ球移植)という治療法です。
放射線照射の処理をしてから移植しますので、安全面ではとくに心配はいりません。
かなり高額ですが、こちらも自費治療になります。
子宮形態異常や内分泌異常などが見つかった場合は、ドクターの指示に従って
必要な治療・投薬を受けてください。
隠れていた持病が発見されることもあるかもしれませんね。
ご夫婦の染色体異常が判明することも稀にあります。
必ず事前に遺伝カウンセリングを受けていただく必要がありますので、
不安感を払拭するためにも、しっかりとご相談なさってくださいね。
ストレス性などを含めて、どうしてもリスク要因が特定できないケースもあります。
そんなときこそ、鍼灸を試してみるチャンスです。
西洋医学とは違ったアプローチで、流産のために凝り固まった心身両方をゆるめます。
「心身一如」という東洋医学独特の考え方で、気持ちも身体も同時に癒します。
原因不明で途方に暮れている方におすすめですよ。
まずは冷えきった心を鍼灸で温めましょう。
「不育症」と診断されても、積極的な医療介入をしないでいても、
将来出産できる確率は80%以上です。
絶望せず、赤ちゃんが来てくれるのを気長に待つしかありません。
ですが、もし上記のような予防治療で生児誕生が早まる可能性が高まるなら、
これ以上流産を繰り返して心身にダメージを積み重ねるのはどうかと思います。
ぜひ予防治療を心がけていただきたいですね。
不育症治療の心の持ちようについては、次回にもう少し掘り下げたいと思います。
心が折れそうになったとき、出口につながる道を一緒に探せるといいですね。
2015年08月29日 [記事URL]
不育症とは、妊娠するものの、流産や死産を繰り返して赤ちゃんが育たない病気です。
流産を3回以上繰り返してしまうことを習慣性流産といいますが(2回は反復流産)、
妊娠22週以降の死産も含めて不育症と呼ばれます。
患者数は140万人、年間約3万組が発症しているとのことです。(平成22年調査)
その原因はどこにあるのでしょうか?
とくに初期流産の原因は、胎芽・胎児の染色体異常のことが多いです。
男女ともに年齢が上がると流産率も上がるのは、それだけ染色体異常(コピーミス)が
起きやすいこともあるのです。
自然淘汰で発生するので、防ぎにくい流産です。
決して自分が原因(何かした/しなかったせい)だと考えないようにしてくださいね。
反復流産は2~5%、習慣流産は1~2%の発生率だそうです。
たとえ不育症と診断されたとしても、約8割の方はその後出産できています。
不育症だと一生子どもを授かることができないと思い込むことはありませんよ。
染色体異常以外で多い原因は、検査で初めて認識することができます。
偶発的な流産と信じていたら、実は・・・ということもありますので、
早めに専門の検査を受けることをおすすめします。
1)子宮
奇形や筋腫など子宮の形態異常が不育症の原因になっていることがあります。
ただし、必ずしも流産になるわけではなく、奇形の種類、筋腫のできた場所や
大きさによって問題となります。
検査法は子宮鏡、子宮卵管造影法、経膣超音波、腹腔鏡、MRIなど
2)血液凝固系
抗リン脂質抗体、プロテインC・Sや第12因子欠乏症などがあると、血液が
固まりやすいのです。胎盤で血栓を生じやすく、血管新生を妨げる働きをします。
十分な栄養を赤ちゃんに届けられなくなるため、不育症の原因となることがあります。
検査項目はAPTT、プロテインC活性、プロテインS活性、第12因子など
3)免疫系
自己免疫疾患および同種免疫異常が不育症の原因になることもあります。
母体にとって受精卵は異物になりますので、拒絶反応で流産となることがあります。
拒絶せず、いい免疫反応が起きることで妊娠は継続することができるのです。
検査項目はNK細胞活性、ANA、LAC、CL抗体、PS・PT抗体など
4)内分泌代謝系
甲状腺機能、プロラクチン、糖代謝機能、黄体機能などの異常、つまり
ホルモン分泌のバランス異常が原因となって不育症となるケースもあります。
検査項目はP4、FT3、FT4、TSH、TRH負荷試験、空腹時血糖、HbA1cなど
他にも感染症(クラミジア、淋菌など)が原因ということもあります。
検査を受ける目的は可能な限りのリスク要素排除なので、原因究明に躍起に
なりすぎないことも大事かもしれません。
いくら調べても原因が特定できないことが25%ほどあるそうですから。
もし何か原因がみつかれば、治療法があるケースにおいては、
うまくいく可能性がかなり高まりますので、検査を受ける価値はありますよ。
今回は不育症の原因について解説しました。
次は治療法をご説明します。
2015年08月21日 [記事URL]
男性も女性も、さまざまな理由で不妊症になることがわかっています。
東洋医学では、食事や食べ方といった食生活でも不妊体質に結びついてしまうことが指摘されています。
どんな食生活だと不妊に陥ってしまうのでしょうか?
不妊対策中の食生活としてよくない例を挙げてみます。
*朝食抜き
*コンビニ弁当
*パスタやうどん、カレーなどの単品ランチ
*3時のおやつにケーキやクッキー
*毎日のように女子会や飲み会
*飲んだ後の締めのラーメン
他にも、ハンバーガーなどのファーストフード、インスタントラーメンやポテトチップスなどのジャンクフード、アイスクリームや清涼飲料水。
こうしたものが日常的な食生活の方であれば、不妊治療を始める前に、まずは食生活を改善しましょう!
食べることが大好きなグルメ女子は有名なイタリアンやフレンチレストランでランチ会やお茶会、宴会好きな男性は居酒屋で毎晩のように飲み放題。
おそらく、かなりカロリー過多でしょうし、相当なアブラや砂糖の量ですね。
こってり濃い味のもの、脂っこいもの、砂糖を食べ過ぎると、身体に蓄積されていき、それが妊娠を妨げるモトになると東洋医学では考えます。
これでは、妊娠体質からますます遠ざかるばかりですよ!
まさに、食生活から不妊になってしまうパターンです。
では、どうしたら妊娠しやすくなるのでしょう?
不妊を克服できる食生活ってどんなでしょうか?
何を食べればいいのでしょう?
インターネットや書籍・雑誌などからさまざまな情報を得ることができる今、「私はコレで不妊を克服/妊娠しました!」といった口コミもよく目にしますし、業者さんの広告もあふれています。
生姜やナッツ、ココナツオイル、ルイボスティなどはどなたも試したことがあるかと思います。
食品としては手に入りにくいので、マカやザクロなどはサプリやドリンクなどが出回っています。
妊娠するために必要な栄養素として、葉酸、ビタミンE、亜鉛、EPA・DHA、などのサプリも愛用されている方は多いです。
クリニックからはメラトニンやDHEA、プラセンタなども処方されて、毎日大量のカプセルや錠剤を服用されていらっしゃいます。
あくまでも、サプリメントは不完全な食生活を"補助"するものですので、「これだけ飲んでるから大丈夫」というものではないことをご理解くださいね。
サプリとはいえ、体質に合わないものを長期に渡って摂り続けるのは良くないこともあります。
ご自身の体質とよくご相談のうえ、利用するようにしてください。ご自身の体質がよくわからない方、不安な方は一度ご相談ください。
妊活に限らず、高タンパク、低脂肪、食物繊維やミネラルもたっぷり、というのは食生活の基本ですよね。
実際には、不妊体質にならない食生活のルールとは、イケナイものをできるだけ排除していって、あとはバランスだと思うのです。
*1日3食のバランス(とくに夜のドカ食いはやめましょう!)
*3大栄養素のバランス(炭水化物・脂質・たんぱく質を偏りなく!)
*主食と副菜のバランス(極端な糖質カットも糖質オンリーもやめましょう!)
*お肉と野菜のバランス(できれば肉・魚の3倍以上の野菜を!)
「1日30品目!」を奨励されてきましたが、1日で全部制覇しなくてもいいのです。
だいたい1週間くらいのスパンで、まんべんなくいろいろな食材を摂取できればOKです。
実は、不妊に効く、これだけ食べていればいいという"ミラクルフード"はありません。
「子宝に効く!」「効果絶大!」「私はコレで妊娠!」と謳われた特定の食材を見かけたら、「そういえば最近コレ食べてなかったな」という方だけ一度食べてみたらいいと思います。
ブームは次から次へとやってきますので、どうか流されないようにしてくださいね!
何かに凝ってしまうと、そればかりになってしまい、食生活のバランスを崩すことになりかねません。
むしろ、そのほうが不妊によくないと思うのです。
何を食べるか・食べないか、だけではなく、いつ・どうやって食べるかということも大事です。
早食いのクセがある方、食事前や途中に大量の水を飲む方、テレビやスマホを見ながら食べる方、改善の余地ありですよ!
「目の前の食事が私の身体になる」という気持ちを忘れずに、一食ずつ大切にしていただければいいですね。
難しく考える必要はありません。忙しくて時間が無いのに無理してすべて一から手作りしなくても大丈夫。市販のものも上手に取り入れながら、できる範囲で身体づくりをしたらいいのです。
無農薬有機栽培は確かに安心ですが、こだわり過ぎると食べられるものがなくなります。
それでも、諦めずに少しでも安全なほうを選ぶことで、食生活、そして身体を大事にする気持ちを維持していってくださいね。
不妊治療を卒業しても、きっとこの食生活の習慣は一生あなたの財産になるはずですよ!
2015年08月09日 [記事URL]
「女の子は冷やしたらいけない」と昔から言われてきました。
実は不妊につながるということでも、おばあちゃんの知恵は正しかったのです。
巷には冷え予防グッズが溢れていますが、では、なぜ冷やしたらいけないのでしょうか?
不妊でお悩みの方はぜひ身体に及ぼす影響を知って、冷えに適切に対処していただきたいと思います。
不妊治療中で自称「冷え症」の方は多いのですが、単なる「寒がり」屋さんとは違うのです。
寒がりの方は、平均的な人よりも寒さを感じる度合いが強い方です。
これは成長過程の環境や生活習慣などが大きく影響していますし、温度の上下に敏感な方とも言えます。
本物の「冷え症」の方は全身、あるいは下半身が冷たくなりやすい体質の方です。
気温が下がると手足が冷たくなるのは、一番大切な身体の中心の熱を逃がさないようにするための生理現象です。
寒がり屋さんは予防行動を早めに取られるため安心な面がありますが、自覚無しの冷え症の方は不妊治療に不利ですよね。
そして、寒さを察知して身体を温めても、なかなか元の温かさに戻らないのが「冷え症」なのです。
温めたらすぐにポカポカになる方は本物の「冷え症」ではありませんよ!
近頃は寒がりでもないのに、過剰な温活で温め過ぎの方がおられるのが心配なところもあります。
逆に身体に余分な熱がこもっているほどヌクヌク・アツアツなのに、世間の温活ブームに従って夏でも腹巻きをしたりカイロを貼ったりして汗だくになっていらっしゃる方もお見受けします。
これはこれで別の原因からくる不妊症を引き起こしてしまいますので、心配になります。
温めてはいけない人は温めないようにしてくださいね!
「冷え=不妊」ということではありません。
それでも冷えはさまざまな面で影響を及ぼします。
一番大きいのが血流の問題です。
冷えることによって血液循環が悪くなるのは、みなさん既におわかりかと思います。
人間の身体は大小の血管がすみずみまで張り巡らされて、細胞一つひとつに栄養を行き渡らせることで生命活動を行っています。
血管が目に見えてわかりやすい身体の末端部分や表面だけでなく、中の内臓もすべてです。
内臓というものは、すべて冷えたら機能が落ちますし、動きも悪くなります。
妊娠に欠かせない卵巣や子宮ももちろん内臓です。
たとえば、お腹をカイロなどで温めることで生理痛がましになったという経験のある方はいらっしゃると思います。
子宮は自ら収縮することで内膜を排出しようとするのですが、冷えるとその動きが悪くなって排出がうまくいかなくなります。
すると、もっと収縮させようとしてプロスタグランジンというホルモン(痛み物質でもあります)がたくさん出てしまい、それがまた排出されないために痛みが増すというメカニズムです。
だから温めると生理痛がましになるのです。
(冷えが原因ではない生理痛もありますのでご注意ください)
また、卵巣にある卵子を成長させるのはホルモンです。
ホルモンは血流に乗って運ばれますから、やはり冷えによって血流が滞ることで不妊の原因になるわけですね。
子宮内も、冷えにより血流が悪くなると筋腫や内膜症などの病気になりやすいだけでなく、着床もしにくくなるのです。
その他にも、冷えのせいで代謝が悪くなったり、免疫力が落ちたり、自律神経が乱れたり、といったこともあります。
どれも全身の働きにかかわりますし、体調を左右します。
直接的に冷えが不妊を引き起こすのではなく、さまざまなところから間接的に不妊の原因となるのです。
冷えからくる不妊を予防するには、まずは下半身、とくに足もとの冷え予防が大事です。
冬はもちろん、夏も要注意です。
クーラーのきいた屋内では必ず靴下をはくとか、必要であればレッグウォーマーやレギンスを着用すること、裸足にサンダルは黄信号です!
また、外出先の冷暖房事情もよく考慮してからお出かけするようにしましょう。
夏場でも暑いからといってタンクトップに短パン、ビーサンで出かけて、デパートで芯まで冷えきってしまうということがないよう、くれぐれもご注意くださいね。
妊活中は、お祭などでの、かき氷や氷入りのドリンクも控えるようにしてください。
もし、今日は冷えたかな?と思ったら、一日の終わりに足湯や下半身浴でリセットするのも良いですね。
そして、自覚がある無しにかかわらず、完全に冷えにやられてしまっているなら、鍼灸の力で身体から冷えを追い出すことが有効です。
冷えの症状がきつい方は、他の病症よりも優先して、まずは冷え取りをします。
それほど冷えは不妊の大敵なのですよ。
あなたの冷えと、その対策は大丈夫ですか?
自覚のない冷えは本当に多いです。
当院のゲストもほとんどの方が冷えをお持ちです。
来院されるまで自覚のなかった方も決して少なくありません。
あなたの身体が冷えに負けてしまっていないか、今一度チェックしてみて下さい。
冷えてるかも・・・
不安になってきた・・・
よく分からない・・・
もしこのように感じられるのでしたら、今すぐ冷え体質のチェックと対策をスタートすることをオススメしますよ(^^)
2015年07月17日 [記事URL]
不妊で悩んでいらっしゃるのに、婦人科で一通り検査を受けても何も原因が見つからない、という方がおられます。
不妊の原因が見つかれば、なにかしら対処の仕方も見つかるはずなのに、「もう、どうしていいのかわからない」と、途方に暮れてしまいますよね。
あなたの「原因不明」の不妊は、もしかしたら「ストレス性」の不妊かもしれません。
ただ、器質的な問題もなく、いわゆる「機能性不妊」という方は一定いらっしゃいますが、そのなかで現在の医療では原因不明というだけで、将来は原因が明らかになるかもしれない方も含まれています。
医学(とくに不妊治療領域)の進歩、発展を願うしかありません。
それでも、さらに詳しい検査を受ければ判明することもあるのです。
検査項目は医療機関によりますし、一般的な病院では扱っていなくても、より高度な不妊専門クリニックで初めてわかることもあるのです。
ですから、「原因不明不妊」といわれてすぐ諦めるのではなく、もっと詳しい検査を受けてみるのも大事なことですね。
ところが可能な検査を全部受けても原因不明な方がいらっしゃるのです。
もちろん、高度な医療を提供できる不妊治療専門クリニックで原因を突きとめるのは大事なことです。
でも、いくつものクリニックで何度も何度も検査を繰り返す前に、「ストレス性不妊」を疑ってみるのもいいかもしれません。
東洋医学による心と身体
話題がガラッと変わりますが、東洋医学では心と身体は密接に関わりがあると考え、『心身一如』という言葉もあるほどです。
心の安定は身体の安定につながり、またその逆も然り。
精神的に不安定であれば、身体も影響を受けて病気になってしまいます。
その最たる例が「ストレス性不妊」なのです。
日々ストレスを受けてイライラや怒りをため込んでいくとどうなるのでしょうか。
女性であれば思い当たる方も多いのが生理不順ですね。
とてもショックなことがあったり、ひどく落ち込んだりすると生理が来なかったり遅くなったりすることもあります。
人がストレスを感じ取るのはハートではなく、脳です。
ハートブレイクではなく、ブレイン(脳)ブレイクなのです!
脳の視床下部および脳下垂体から、さまざまなホルモンが出て身体に指令を出したり、自律神経系を制御したりしているのですが、ストレスを受けると心拍数や血圧が上がったり食欲が低下したりするだけでなく、同じところから分泌される性ホルモンにも影響が及ぶのです。
卵胞ホルモンや黄体ホルモンといった女性生殖器から分泌されるホルモンは脳の奥深いところで監視されていて、下垂体から必要な刺激ホルモンが分泌されるのですが、これがストレスを受けることによって乱れてしまうのですね。
こうしたホルモン分泌のメカニズムやストレスの影響について詳しくわかったのは、それほど昔ではありません。
ところが、東洋医学では、何千年も前から指摘されていたことなのです。
もちろん大昔の中国で「ストレス」という言葉はありませんでしたが、さまざまな感情や精神状態が五臓六腑の状態を左右すると考えられていました。
五臓六腑でいうと、第一線でいわゆるストレスに立ち向かうのは「肝臓」なのです(アルコールを分解したりする西洋医学的な肝臓とは別のものです)。
ストレスでこの肝臓が暴走し始めるのですね。
ストレスによって肝臓の機能にトラブルが発生すると、"気"が停滞し、スムーズに流れなくなってしまいます。
そのうえ、もともと肝臓は"血"を統括しているため、生理が乱れ、身体を構成する"気""血"両方がしっかり働かなくなってしまうため、その結果不妊になるということは、大昔から指摘されていました。
今も昔も、肝臓が高ぶり過ぎて暴走しないよう、余分な力を抜きながら、上手にストレス・コントロールしていけるように働きかけていくのが東洋医学による鍼灸です。
性格的に肝臓がすぐに高ぶってしまう方や(いわゆる、ストレス耐性が低い方)、長引く不妊自体がストレスになっている方は、「原因不明」ではなく、「ストレス性不妊」の可能性が高いです。
そこまで判明したら、後は対策していくだけですね!
正しい食生活やたっぷりの睡眠で良質の血をつくったら、全身にめぐらせて隅々まで栄養を行きわたらせるのは、肝臓の働きが非常に大きいのです。
気のめぐり、血のめぐりをよくして「ストレス性不妊」を卒業しましょう。
2015年02月16日 [記事URL]
妊娠することや月経周期をはじめ、女性の体調には、女性ホルモンがとても関係しています。
女性ホルモンのバランスが崩れると、月経周期が乱れたり、生理中や生理前の不調といった症状が現れてくることが多いです。
「女性ホルモンを整えましょう!」というようなキャッチコピーを目にすることもあるかと思いますが、それには、こういった理由があるからなのです。
では、そもそも女性ホルモンとは何なのでしょうか?
また、鍼灸でできることとは、いったいどういうことがあるのでしょうか?
まず、女性ホルモンは大きく卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)に分けることができます。
卵胞ホルモンとは、エストロゲンともいい、脳の下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)により発育した卵胞から分泌される女性ホルモンです。
分泌された卵胞ホルモンは子宮に作用して、子宮内膜を厚く成長させます。
また、基礎体温を下げる働きもあります。
この間に卵子はどんどん成長していきます。
そして、黄体ホルモンは、プロゲステロンともいい、排卵後の卵胞が黄体に変化して分泌される女性ホルモンです。
黄体ホルモンは、妊娠を継続させるために重要な女性ホルモンで、受精卵が内膜に着床しやすいように整えたり、着床後も妊娠を継続させる働きがあります。
基礎体温を上げる働きもありますので、黄体ホルモンが分泌されると高温期になります。
このように女性ホルモンは月経周期とも関係があります。
ですので、女性ホルモンのバランスの乱れは、そのまま月経不順や無月経といった症状につながります。
また、女性ホルモンの分泌には自律神経も関係していますから、女性ホルモンの乱れは自律神経の乱れにもつながり、頭痛やめまい、イライラ、のぼせといった自律神経失調症のような症状もでてきます。
また、女性ホルモンの乱れは、そのまま不妊にもつながります。
卵胞ホルモンの分泌が少なければ、卵子や子宮内膜の成長に影響がありますし、黄体ホルモンの分泌に問題があれば、着床や妊娠継続に影響が出てきてしまうのです。
つまり、女性ホルモンを整えるということは、女性の体調を整えるだけでなく、不妊治療においても、とても重要なことなのです。
では、どうすれば女性ホルモンを整えることができるのでしょうか。
婦人科のクリニックでは、ホルモン剤を処方され、不足している女性ホルモンを補ってバランスをとるという治療が一般的です。
不妊治療でも、タイミング療法や体外受精など、不妊治療のステップによらず、ホルモン剤で月経周期をコントロールすることが多いです。
ただ、ホルモン剤による調節だと、個人差はありますが、発疹やむくみ、食欲不振や吐き気、だるさといった更年期障害の症状によく似た症状が副作用として現れることがあるようです。
そういうこともあり、当院に来院される不妊治療中のゲストにも、「クリニックで処方される女性ホルモンの薬がしんどくて、通院しなくなりました」という方は、少なからずいらっしゃいます。
不妊で悩んでいるのに、治療が辛くて治療をやめてしまうというのは、すごく残念なことです。
そういう時にオススメなのが鍼灸や漢方です。
鍼灸は自律神経を調整する働きがあることは科学的にも証明されつつあり、身体に優しい治療です。
実際に当院で不妊の鍼灸治療を受けているゲストは、鍼灸治療前と比べ、ホルモンのバランスが取れてきて、月経周期が整ったり、生理前後での不快感もなくなったという方が多いです。
また、鍼灸を受けるようになってから、クリニックで処方されるホルモン剤の副作用が楽になったという方や、処方される量が減ったという方も多いです。
ただ、鍼灸治療であればなんでも良いかというと、そうではありません。
あなたの身体の体質にあったオーダーメイドの鍼灸であることが望ましいです。
たとえば、鍼灸接骨院での鍼灸治療は、どちらかというと体質よりも症状に対する施術が多いです。
不妊治療もやっていると謳っている鍼灸院でも、「不妊にはこのツボ」というように、体質も診ずに施術をされるところも少なくありません。
しっかり、体質を診てくれる鍼灸院で治療を受けてみてくださいね。
あなたの体質をしっかり東洋医学的に診断した上で、その体質にあった鍼灸を受けることで、女性ホルモンのバランスもとれていくのです。
また、鍼灸はちょっと苦手・・・という方には、漢方も効果的です。
漢方薬局などで、東洋医学的に体質をチェックして頂いて、体質にあった漢方薬を処方してもらうのです。
クリニックでも漢方薬を処方されることはありますが、クリニックで処方されるときは、症状にたいして漢方薬を処方されることが多いですし、比較的パターン化されていてあまり効かないことも少なくありません。
ですので、やはり、東洋医学的に体質を診断してもらえる漢方薬局や当院のような鍼灸院に行ってみるのが良いでしょう。
女性ホルモンのバランスの崩れは、不妊に悩む前から無意識のうちに気付いているとことが少なくありません。
早めにクリニックに受診したり、鍼灸などでバランスを整えることが、とても大切ですよ。
当院では、無料でメール体質診断のサービスを行っています。
どなたも簡単にチェックできますし、個別の相談にも、当院のキャストが直接メールでアドバイスさせていただきます。
もちろん、女性ホルモンについてのご相談やご質問でもOKです。
もしよろしければ、まずは、あなた自身の体質を知ることからはじめてみてもらえればと思います。
2014年03月29日 [記事URL]
ここまで「楽しく!前向きになれる!妊活中の過ごし方」シリーズとして、色々な妊活の方法やヒントをお伝えさせていただいてきましたが、そのどれにも関係し、妊活をしていく上で、とても大切なことがあります。
それは、「心持ち」です。
この「心持ち」次第で、妊活をポジティブに前向きに過ごせるか、ネガティブに下を向いて過ごすことになるのかが変わってきます。
そして、それによって不妊治療の治療効果が変ってきます。
嬉しいこともある反面、悲しいことや辛いことの方が多いのが不妊治療です。
この「心持ち」を意識することで、妊活を前向きに取り組んで頂ければ幸いです。
もしかしたら、あなたは、これから妊活を始めようかと考えておられるかもしれませんし、既に妊活をスタートされているかもしれません。
または、もう長い間妊活を続けておられるのかもしれません。
今、あなたの妊活に対する気持ちはどうでしょうか?
「妊活すれば妊娠できる!」
「思ってたより大変かも。。」
「終わりの見えない治療に疲れてきた・・・」
など、状況によって、色々な気持ちがうまれるのが、不妊治療です。
もちろん、その状況に合わせ、その都度、心を楽にする方法はあります。
不妊専門のクリニックでしたら、カウンセラーやセラピストが在籍している場合も多いですしね。
でも、一つ一つのことに、精神を使い、疲れてしまうのは、やっぱり嫌なものですよね。
検査に対する嫌悪感や長引く治療などから、どうしてもネガティブでうつむいてしまうことが増えてきてしまいますよね。
そういった苦痛を少なくし、前向きに治療を続けるために大事なことが「心持ち」なのです。
とはいっても、心から前向きになるなんて、難しいものですよね。
そこで、簡単に取り組めるツールを1つ紹介させて頂きたいと思います。
それは、「子宝地図」といいます。
これは、当院院長の馬場乾竹が「宝地図※」というツールを不妊治療用に発展させたものです。
用意する物は、大きめのコルクボードと、あなたが子宝を授かるという夢や道のりを具体的にイメージ出来る文字や写真、絵などだけです。
これらを、これからあなたが子宝を授かり、夢に描いているような子宝を授かるまでの過程を具体的にイメージしながら、コルクボードに貼り付けて作ります。
そしてそれを、毎日目にする事で、潜在意識に自分は子宝を授かれる!というプラスのイメージが植え付けられます。
すると、あなた自身が無意識のうちに夢を実現するための行動をとるようになったり、考えたりするように動き出せるようになるというツールです。
当院の子宝回廊にも子宝地図を飾っています!
この子宝地図を作り、毎日目にするだけでも、「心持ち」は変化します。
「心持ち」が変ると、あなた自身の行動や考え方、そして周りの環境までもが変ってきます。
今まで受け入れる事が難しかった、友人達のお子さんや、妊婦さんもあなたがこれから体験する将来の姿として、前向きに受け入れる事ができるようになります。
これは、潜在意識の変化による働きで、無意識のうちに変ってきます。
あなた自身も人に言われないと気付かないくらいかもしれません。
なので、無理矢理気持ちを抑えつけたり、悔しさに唇を噛んだりすることもありません。
自然に変っていきます。
そして、この子宝地図は、あなたたち夫婦のこれからの妊活の道しるべにもなります。
ぜひ、お二人で将来のことを話しながら、ワクワクした気持ちで一緒に作っていただければと思います。
いかがですか?
「心持ち」というと、難しそうなイメージがあったかも知れませんが、楽しくできそうではありませんか?
ここで紹介させていただいた内容は、子宝地図の中でもごく一部の事でしかありません。
もっと詳しく知りたいというかたは、書店で『幸せを引き寄せる不妊治療「子宝地図」で赤ちゃんを授かる! 馬場乾竹著』を探してみて下さいね。(Amazonでも購入できます)
妊活は、ゴールの見えない長距離走のようなものです。
ゴールが見えないと不安になるのは当たり前です。
時には休憩する事も必要でしょう。
けど、長い長い長距離走にも必ずゴールがあるように、不妊治療にも必ず何らかの形でゴールはあります。
ゴールへの道しるべとなり、前を向かせてくれるのが「子宝地図」です。
ぜひ、こういったツールも利用して、前向きに楽しく!妊活を送っていただければ幸いです。
※「宝地図」は望月俊孝並びにヴォルテックス有限会社の登録商標です。
合わせて読むことで、より参考になるおすすめページ
◆普段の生活の中に潜む不妊の原因とは?
◆不妊につながる様々な疾患や症状とは?
◆卵子のこと知っていますか?
2014年03月29日 [記事URL]
一昔前までは、女性は結婚したら家庭に入るということが多かったのですが、今では、結婚後も、妊娠後も、出産後も社会で活躍する女性が増え、女性も男性と変わらず活躍できるようになってきました。
世界的にも女性の地位が上がってきており、とても良い社会の流れだと思います。
その一方で、女性の社会進出に伴う晩婚化や第一子妊娠の高齢化という問題が出てきていることも事実です。
そのため、現場でばりばり働きながら不妊治療を頑張っている方もとても多いです。
働きながら不妊治療をすること自体は、何も悪くありません。
むしろ、しっかり働きながらでも不妊治療をできるような社会作りを応援したいです。
ただ、働きながら不妊治療を行っていると、不妊治療をする上でとても大切なことを置き去りにしていることが多いというのも事実です。
それが、生活のリズムです。
不妊治療をする上では、いくつか特に気を付けて頂きたいことがあります。
もしかしたら、あなたにも当てはまることがあるかもしれません。
妊活に良い生活のリズムを送るためのヒントも一緒に紹介させて頂きますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
当院でほぼ全てのゲストにお願いしていることがあります。
それは、睡眠です。
睡眠時間と睡眠をとる時間帯というのは、妊活にとってとても大切なことなのです。
睡眠のゴールデンタイムという言葉を聞いたことはありませんか?
22時~翌2時までの4時間をゴールデンタイムと言います。
美肌力アップなど美容分野で聞く機会が多いと思います。
実は、このゴールデンタイムは美容以外にも、疲労回復や脂肪燃焼、免疫力の向上など、色々な部分に効くとても大切な時間なのです。
また、東洋医学的にもこの時間帯というのは、生殖能力が一番養われる時間帯なのです。
簡単に説明すると、東洋医学では、全ての物事を陰陽の2つや五行(木火土金水)の5つに分類して考えます。
これは季節や時間も同じように考えます。
すると22時~翌2時というのは、五行でいうところの水の時間になります。
水は、生殖能力や生命力と大きく関係しています。
ですので、東洋医学的にもこの時間帯にしっかり良質な睡眠を取ることが、妊活には大切なのです。
(もっと詳しい東洋医学的な説明をご希望の方は、当院の無料不妊説明会や無料体験治療でさせて頂いていますので、こちらよりお気軽にお申し込みくださいね)
あとは、早寝早起きですね。
このゴールデンタイムの良質な睡眠と合わせて、規則正しい早寝早起きができれば言うことなしですね。
とはいっても、働きながらであったり、パートナーの帰宅が遅い場合は、22時に寝ることはなかなか難しいですよね。
あなた自身が仕事などの関係で、この時間帯に睡眠を取ることが難しいときは、とりあえず、毎日しっかり睡眠時間を取ることを心がけて下さい。
睡眠が何よりも生命力や生殖能力を回復してくれます。
また、パートナーの帰宅を待つため難しいということであれば、可能な限りこの22時~翌2時の間に良質な睡眠を取れるよう心がけつつ、より良い妊活のため、あなたが先に休まれることをパートナーに理解して頂くということも大事だと思います。
たとえば、入浴や食事は先に済ませておき、パートナーが帰宅したら食事の用意だけして、あなた自身は就寝するというような形であれば、パートナーも納得していただけるのではないでしょうか。
いずれにしても、あなたとパートナーお二人で協力することが、妊活には必要不可欠ですしね。
いかがですか?
妊活に最適な生活のリズム、トライできそうでしょうか?
もし時間的に余裕があるなら、午前中にウォーキングなどの軽い運動を取入れてみたり、食事の質や時間帯も意識してみると、もっと効果はアップすると思いますよ!
ぜひぜひ、試してみて下さいね!
合わせて読むことで、より参考になるおすすめページ
◆普段の生活の中に潜む不妊の原因とは?
◆不妊につながる様々な疾患や症状とは?
◆卵子のこと知っていますか?
2014年03月29日 [記事URL]
妊活をされている方で多いのが冷え症です。
冬に限らず、年中足や手が冷えている人がとても多いように感じます。
今でこそ、温活という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、実は、妊活に温活は必要不可欠なんです。
当院では、ずっっっと前からゲストの方に温活をオススメしてきているんですよ。
なぜ、妊活に温活が必要なのでしょうか。
そのわけは、血液の流れにあります。
キンキンに冷えた足先の温度ってどれくらいかご存知ですか?
実は20℃程度にまで冷えているのです。
血液は、その冷えた足先を巡って心臓に帰って行きます。
当然、血液もキンキンに冷やされてしまいます。
その冷え切った血液は、どういう経路で心臓に帰ると思いますか?
子宮のすぐ近くを通過していくのです。
つまり、いくら腹巻きなどでお腹が冷えないようにしていても、冷えた足先から戻る冷えた血液によって、子宮が冷やされてしまうのです。
子宮の冷えは、そのまま内膜の成長や受精卵の着床に影響します。
足の冷えに悩まれている方、多いですよね。
もし、あなたも足の冷えを感じられているのであれば、これから紹介する当院オススメの温活方法を是非とも実践して頂きたいと思います。
また、足以外の冷えも妊活には大敵です。
手先の冷えは、足先と同じように身体の内部を冷やす原因になります。
お腹の冷えは、そのまま消化機能に影響して、結果的に生殖能力が十分に栄養されないということに繋がります。
特に下腹部の冷えは、直接子宮を冷やす事になるので、良くないですね。
このように冷えは妊活にとって良くないことだらけなのです。
それでは、ここからは、当院がオススメしている妊活に効く♪温活のススメをご紹介したいと思います。
どれも、お金をかけずにご自宅で簡単にできる事ですので、ぜひ試してみて下さいね(^^)
まずは、直接お腹を温め外の寒さから守ってくれるアイテムとして、『腹巻き』を活用しましょう。
今ではスリムでもしっかり温まる高機能なものも販売されています。
夜寝るときはもこもこの腹巻きで、外出するときはちょっとスリムな腹巻きという具合に、常にお腹を守るようにすることが大切です。
腹巻き付きのタイツやショーツを着用するというのもいいですね!
そして、とても大切な足の冷え対策は、昔ながらでも効果は抜群の『足湯』をオススメしています。
大体40℃~42℃くらいの温度のお湯に、少しだけ塩を加える事で、温める効果が高くなります。
20分くらいいれていると、足先から上半身にかけて温もってくるのが分かると思いますよ。
家にある普通のバケツでもできるので、ほとんどコストをかけずにできるというのも嬉しいですね。
ちなみに、この足湯、当院では治療にも取り入れてます。
みなさん喜んで下さっています。
足湯で温もったあとは、また冷えないようにする必要がありますね。
またまたコストをかけずにできる対策が、『靴下の重ね履き』です。
レッグウォーマーでもOKです。
とにかく冷えないように2重でも3重でもいいので、重ねて履いて下さい。
もし余裕があれば、直接肌に触れる靴下はシルク製のものがオススメです。
薄い生地でも保温効果抜群ですよ!
あとは、夜寝るときに冷えてしまうという方も多いですね。
そういうときは、『湯たんぽ』が使えます。
今では電気式のものも売っていますが、身体の中への熱の浸透や火傷のリスクを考えると、昔ながらのお湯を入れるタイプの物が一番オススメです。
お風呂の残り湯も使えますし、エコですよ。
いかがですか?
どれも昔ながらの方法ですが、身体に対して自然な形で効いてくれるので、とても効果が高いんですよ。
ぜひ、試してみて下さいね(^^)
あと、もう一つ、ご自宅でも温活にご利用いただけるのが、お灸です。
薬局にせんねん灸などのソフトなお灸が販売されています。
中には説明書も入っていますし、ご自宅でも安全にお灸をすることができます。
お灸女子という言葉ができるくらい、今では自宅でお灸をしてケアをする事がブームになっています。
こちらも試してみる価値はありますよ。
ただ、お灸の場合は、ご注意いただきたい事もあります。
市販されているお灸についている説明書には、ツボとその一般的な効能が書かれているのですが、それが、あなたにも同じように効くかどうかは分からないということです。
体質によっては、良くない効き方をする場合もあります。
ですので、やはりお灸をされる場合は、鍼灸院であなたの体質にあったツボを選んでもらう事が望ましいです。
妊活中であるなら、なおさらですね。
なお、当院では、治療の最後に、自宅でお灸をする際に使っていただくツボにマークを付けさせていただいています。
体質にあったツボを選んでいるので、安心して自宅でお灸をしていただけます。
無料体験治療でも、このお灸のマークはさせて頂いていますので、ぜひ、お気軽にご利用ください(*^_^*)
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