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2014年03月29日
不妊の方に限らず、色々な女性特有の症状と関係が深いのが子宮筋腫です。
しかし、多くは自覚症状がなく、何かの検査や検診時に偶然見つかることも少なくないのが子宮筋腫です。
このページでは、子宮筋腫がどういった症状で、なぜ不妊に関係してしまうのかということを説明していきます。
子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできたこぶ(腫瘍)のことをいいます。
腫瘍といっても、子宮筋腫はほとんどが良性腫瘍ですので、その他の臓器に転移するなど命の心配はありません。
とはいえ、一度できた子宮筋腫は、徐々に成長をしていき、子宮の筋肉が広がることで、他の臓器を押しのけたりすることもあります。
また、子宮筋腫自体は無症状であることが多いのですが、色々な随伴症状が見られます。
たとえば、月経異常や、貧血などです。
しかし、これらの症状だけでは、なかなかクリニックに受診されない方も多いので、何らかの検診の時などに気付いたときには、子宮筋腫の大きさが数㎝大まで成長していることも少なくありません。
子宮筋腫は、10人に2〜4人の成人女性にあると言われており、ありふれた病気であると言えますが、不妊の原因にもなりかねない病気でもありますので、注意していくことが大切です。
ではなぜ、子宮筋腫が不妊に関係するのでしょうか。
まず、子宮筋腫があっても妊娠は可能です。
そして、子宮筋腫の大きさにもよりますが、自然分娩も可能です。
もし、あなたが子宮筋腫をお持ちであるなら、妊娠はできるということを、まずは安心して下さい。
でも、不妊の原因にはなり得ると言うことも理解しておいていただきたいと思います。
子宮筋腫は、子宮の筋肉にこぶができる病気です。
このこぶが子宮内にたくさんできたり、大きくなったりすると、本来、なめらかなはずの子宮内膜がぼこぼこになってしまい、着床しづらい状態になってしまいます。
しかも、そのこぶはとても堅いので、うまく着床できていたとしても、流産の可能性も高くなります。
また、子宮筋腫のでき方によっては、避妊時と同じくらいに妊娠しにくくなることもあります。
ですので、子宮筋腫自体はありふれた病気で命にも心配はいらないといっても、その数が増えたり、大きくなったりすると不妊につながってきてしまうのです。
では、子宮筋腫はどのように治療するのでしょうか。
大きさが問題ない間は、経過観察となることがほとんどですが、子宮筋腫の成長度合いによっては、手術によって除去することが一般的です。
ただ、子宮筋腫自体の成長がそこまで大きくなかったとしても、それが不妊の原因となっている場合には、子宮筋腫核手術により、筋腫の部分のみを除去する手術が行われます。
また、薬によりホルモン値を下げ筋腫の縮小を図る方法もありますが、この方法は、女性を閉経状態に近づけることになるため、妊娠を希望される人に対して行われることはありません。
では、子宮筋腫ができにくかったり、成長しにくかったりする方法はないのでしょうか。
一番は、規則正しい月経周期を送れるようにすることです。
そのためには、規則正しい生活リズムや食事に気をつけることはさることながら、冷え対策や過度なストレスを避ける、飲酒や喫煙も避けるべきだと思います。
特に、子宮筋腫だけでなく、不妊や月経周期の異常などにも悩まれている場合は、このような日常生活の改善ということが、とても重要になります。
そして、あなた自身の体質に合った方法でケアをしていくということが、とても大切です。
そういうこともあり、不妊治療を専門とする当院では、ゲストの方の体質改善を重要視しています。
そのため、体質判断にはしっかりと時間をかけ、オーダーメイドの治療を行っています。
体質チェックは、こちらより簡単に行うこともできますので、もしよろしければ、お試し頂ければと思います。
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