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2014年03月29日
不妊治療をしているとストレスを感じてしまう場面がいくつかあります。
その中でも職場と同じくらいストレスを感じてしまうことが多いのが、普段はあまり会うことが少ない家族や親戚が集まるときです。
久しぶりに会うと、同年代の親戚が子どもを連れているのを目の当たりにしたり、「子どもはまだ?」と聞いてくる親戚がいたりと、悪気はないことが分かっていても、何となく心が疲れてしまう。
そういう経験がある人も少なくないのではないでしょうか?
もちろん、相手が、あなたが不妊治療を頑張っているということを知っていたなら、こういうデリカシーのない質問はされないと思います。
とはいえ、いくら家族や親戚であっても、不妊治療をしていることを告げるというのは勇気のいる事です。
その結果、その場の空気を壊さないように、自分の気持ちに嘘をついて、思ってもいないことや自分自身を傷つけるような言葉でごまかしてしまう。
そういう経験をされたことはありませんか?
苦しいですよね。
楽しいはずの家族が集まる場なのに、自分の居場所がないような、そんな気持ちになってしまう事もあると思います。
では、こういうときは、どうすれば乗り越える事ができるのでしょうか?
妊娠するまでひたすら我慢する?
いいえ、心にかかるストレスは、そのまま妊活にも影響します。
家族と疎遠になる?
いいえ、これからあなたに授かる赤ちゃんは、新しい家族の一員になります。
家族との関係は壊したくありませんよね。
では、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、3つのテクニックをご紹介したいと思います。
どの方法も、ありきたりではありますが、意外と実践できていないことが多いのです。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
不妊治療中に家族間で受けるストレスは、圧倒的にパートナー側の家族からという場合が多いようです。
つきあってきた年数が短い事が多いでしょうから、会う事自体がストレスという人もいらっしゃいます。
そこに、不妊治療中の気持ちがあるわけですから、なおさらですよね。
こういう時に頼りにしたいのがパートナーです。
あなたの一番の理解者であると思います。
ですので、悪気がなかったとしても、親族から心ない一言があった場合は、話題を変えてもらったり、あなたに換わって話してもらえるよう、パートナーとあらかじめ話をしておきましょう。
大事なことは、"あらかじめ"話をしておくということです。
もしかしたら、きっとパートナーは、不妊治療で悩んでいる自分のことを分かってくれているから、いちいち話をしておかなくてもうまくフォローしてくれると思われるかも知れません。
たしかに、普段であれば、きっとそうだと思います。
ですが、久しぶりに家族と会うことで、パートナーのテンションもいつもとは少し変っていて、いつもフォロー出来ていても、こういう時に限って気が回らない事も少なくないのです。
ですので、"あらかじめ"家族や親族と会う前に、お話ししておく事が効果的なんです。
逆に、あなたの家系の家族や親族と会うときに大きな味方になってくれるのが、あなたのお母さんです。
あなたは不妊治療をしている事をお母さんにお話ししていますか?
もし、まだされていないのであれば、早めに機会を作ってお話しする事をオススメします。
もしかしたら、あなたが不妊治療をしているということを告げると、ショックを受けてしまうお母さんもいらっしゃるかもしれません。
でも、あなたの今までの苦労や悩んでいる事を打ち明けることで、きっと一番の理解者になり、フォローをしてくれるようになりますよ。
あなたと同じ女性で、しかも妊娠と出産の経験があり、不妊治療の一番の理解者になってくれるは、きっとあなたのお母さんです。
勇気を出して、話をしてみてはいかがでしょうか。
ここまで2つのテクニックをお伝えさせていただきました。
本当にありきたりなことだったと思いますが、とても大切な事です。
ストレスを受けるその場を乗り切るだけでなく、不妊治療による心の疲れを軽減してくれるのが、パートナーとお母さんです。
ぜひ協力してもらって、うまくストレスを受け流して下さいね。
では、あと1つのテクニックです。
これは、最後の手段ですので、あまりオススメはしたくありません。
ですが、パートナーやお母さんのフォローが得られない場合は、この方法が最良だと思います。
先ほどまでお話ししてきた内容と少し逆行してしまうかもしれません。
ですが、一番大切なのはなにか?です。
それは、あなた自身です。
あなた自身が受ける過度なストレスは、不妊治療にダイレクトに悪影響を及ぼすだけでなく、あなたの心に深い傷を負わせてしまいます。
すると、心がネガティブな方向に向いてしまいます。
さらには、不妊治療に対してや、自分自身に対して否定的な気持ちが生まれてきてしまうこともあります。
不妊治療なんてしても、どうせ授かれない・・・。
私なんかがんばっても無駄・・・。
だれも私の気持ちを理解してくれない・・・。
心と身体はつながっています。
東洋医学では心身一如といって、心と身体には相関関係があって、心がマイナス方向に向くと身体もそれにつられてしまうんです。
なので、不妊治療には前向きな心がとても大切です。
思い悩んだり、悲しい事が決して少なくない不妊治療だからこそ、あえて、前向きに楽しく過ごせるようにあるべきなのです。
ですので、大切な家族や親族がストレスの元であっても、そのストレスを回避することができない状況なら、我慢する必要はありません。
その場から離れましょう。
一番大切なのは、あなた自身の心と身体ですから。
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