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2014年03月29日
不妊治療を始めると、定期的なクリニックへの通院や生理周期を整えるためのホルモン剤による副作用、生活習慣の改善など、女性にとっては大きく生活が変わってしまうことがあります。
一方で、パートナーはというと、採精などが必要なときもありますが、不妊治療はまるで人ごとのような扱い。
そんな風に感じられたことはありませんか?
不妊治療を開始したばかりの頃は、あなたのがんばりなんてまるで分からず、今まで通りの生活をしようとする。
往々にして、こういう男性は多いものです。
あなた自身の大変さを分かってもらおうと、食卓などで話をしていても、右から左にスルー。
仕事が忙しいのは分かるけど、もっと不妊治療の大変さを分かって欲しい!もっと二人のことと思って一緒に考えて欲しい!
そんなもどかしさを感じることも少なくないと思います。
そんなあまり協力的ではないパートナーでも、自分自身のことのように治療に参加するようになるとっておきの方法があります。
これは当院スタッフが実証済みの確かな方法です。
ぜひ、活かしてみて下さいね。
まずは、ありきたりなところからです。
不妊専門のクリニックや治療院では、その治療内容や進め方などについて説明会を開催しているところが少なくありません。
また、今ではクリニック以外でも、市などの公共機関が開催しているシティーセミナーのようなものもたくさんあります。
そういうところに一緒に参加してもらうということです。
普段家ではあまりまじめに話を聞いてくれなかったとしても、こういった場に行くと、まじめに話を聞くことが多いです。
また、周りには、あなたがたと同じように夫婦で参加されている方も多いので、パートナーの意識も少なからず変化します。
ですので、もし、こういう説明会に参加されたことがなければ、夫婦で参加してみるというのが良いと思います。
とはいっても、パートナーが一緒に参加することを拒み参加できないということもありますよね。
そういう時は、半ば強引で大丈夫です。
どんなに仕事が忙しかったとしても、休日はあるはずです。
そういう日を狙って、説明会参加の申し込みを事前に済ませておいて、当日はパートナーも参加せざるを得なくしてしまうのです。
もちろん、超ご多忙のご主人がやっと身体を休めることができる日であったりするなら、パートナーのコンディションをみながらである必要はあります。
このあたりはバランスですね。
ただ、実は、結構この強引さが足りなくて、非協力的なパートナーを許してしまっている方が多いのです。
不妊治療への不参加は、パートナーの怠慢でしかありません。
それに気付いてもらうには、多少強引な手でも使った方が手っ取り早かったりしますよ。
ここからが本番です。
説明会への参加は、けっこうすんなりといく場合が多いです。
それだけで不妊治療がどういうものなのか分かってもらえていれば大成功でしょう。
では次は、その不妊治療をもっと身近に感じてもらわなくてはなりません。
それが、クリニックへの送迎です。
これは、車でも電車でも徒歩でも自転車でも、交通手段はなんでも良いのですが、車の方がうまくいきやすいです。
そして、クリニック受診日をパートナーの仕事が休みの日にする必要があります。
パートナーは仕事が休みなので、送迎を断る理由はありませんよね?
クリニックでの治療後は身体がだるくなるから運転して欲しいなど、適当な理由をつければ、より断れなくなります。
大事なのは、送ってもらった後です。
多いのはそのまま車で待っていたり、一度帰ってしまったりするパターンです。
これでは意味がありません。
クリニックの中まで、ついてきてもらいましょう。
そして、そのまま診察が終わるまで待っておいてもらうのです。
別に待っている間は、本を読んでもらっていても、携帯ゲームで遊んでもらっていても良いと思います。
大事なことは、その場にいることです。
産婦人科でなければ、クリニックの待合には、妊活をされている方が多いはずです。
みなさん症状はまちまちでしょうが、不妊治療をしているという点では同じはずです。
そういう空気を感じてもらうのです。
もちろん最初は落ち着かないと思います。
それでいいのです。
そうやって、徐々に自分自身も当事者であるということが分かってくるので。
とうとう最終ステップです。
ここまでできれば、あなたのパートナーはもはや非協力的なパートナーではなく、妊活を自分自身のことと捉え、積極的に協力を惜しまないパートナーになっていることと思います。
最後はやはり、一緒に診察室に入ってもらいましょう。
クリニックによっては、断られる場合もあるかもしれませんが、一緒に診察を受けるということがとても重要なのです。
あなた自身がどういった検査をされていて、ドクターからどんな診察やアドバイスをされているのかを生で体感できるのは、診察室の中しかありません。
診察室の中では、時には厳しいこともいわれたりして、ナーバスになってしまうこともありますよね。
それがどれだけ辛くても治療を続けているあなたの姿を、あなたのパートナーは知っておく義務があります。
すぐにはむずかしくても、是非とも、一緒に入ってもらいたいですね。
不妊治療になかなか協力してくれないパートナーのスイッチを入れる3つのステップいかがでしたか?
最初は誰でも抵抗があるものです。
なかなかうまくはいかないかもしれません。
ですが、共に悩み、共に励ましあってこそ、乗り越えられるのが不妊治療です。
妊活はあなたひとりではなく、パートナーと夫婦二人でするものです。
どういった形であれ、パートナーと共に治療に臨んでもらえることを望んでいます。
なお、不妊治療を専門とする漢方鍼灸治療院の当院でも、毎月『馬場聖鍼堂☆不妊治療説明会』と題して、無料で説明会を開催しています。
クリニックで行われるような説明会とは少し違い、東洋医学的に不妊がどういう状態であるのかや、不妊を解消するために大切なことなどを分かりやすく説明させていただいています。
最大6名の少人数制ですし、Q&Aの時間もありますので、わきあいあいとした雰囲気の中で、毎月開催しています。
もちろん、当院でもご夫婦での参加を推奨しています!
もしご興味がありましたら、こちらからお申し込みいただければ幸いです。
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