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2014年10月28日
卵のアンチエンジングには、
やはり身体を動かすことが大事です!
でも、運動すると活性酸素が増えると聞いたけど?
今回は、こんな疑問にお答えします。
まずは、活性酸素のおさらいです。
老化を起こすといわれる活性酸素。
活性酸素は、呼吸をすることでも発生します。
なので、ふだんの生活でも活性酸素は常に発生しています。
ですが、それぐらいでは身体に備わった「抗酸化力」で押さえられるので
問題ありません。
また、活性酸素のパワーは強力で、体内に入ってきたウイルスや
菌を攻撃する役割を持っています。なので、活性酸素がすべて
悪いわけではありません。
ですが、必要以上にふえることで、私達自身の細胞に酸化を起こし
老化させる原因となるのです。
活性酸素が細胞を傷つけ、細胞膜にダメージを与えます。
それが原因となり、細胞膜の重要な働きである
細胞の栄養をとり入れたり老廃物を出したりする作用が侵されます。
また、細胞のDNAを傷つけてしまうと、細胞自体が壊れてしまうことが起ります。
常に活性酸素の影響は体中で受けるのですが、
それを防ぐために「抗酸化」が重要です。
ですので、抗酸化作用のあるものを食べたり、
活性酸素を増やすものの刺激から、身体を守る必要が
あります。
とくに、年齢と共に「抗酸化力」も衰えてくるので、
身体の回復が遅くなり、
「最近、何だか疲れが取れにくくなってきた・・・」
ということが起るんですね。
また、呼吸の回数でいうと、
夏の暑い時期に、「はー、はー」と呼吸数が増えていることに
お気づきですか?
暑いし、しんどいし、自然と呼吸が増えていますよね。
実は、呼吸数が増えることで
身体には活性酸素がいつも以上に発生しているので、
酸化の影響を多く受けてしまっているのです。
ビタミン類を多く取ると「抗酸化力」がアップします。
だからでしょうか?夏には柑橘系の果物などが美味しくて、
さっぱり口当たりが良くてつい食べたくなりますよね。
自然に身体に取り入れているのかもしれません。
スイカや、トマト等の赤い色も「抗酸化力」の強い食品の一つです。
旬の物って素晴らしいですね!
さて、運動に話を戻しますが、
呼吸をすると活性酸素が増えるので、激しい運動をすると
呼吸数が増えて活性酸素の影響が多くなります。
だからと言って、身体を動かさずじっとしていればいいのかというと
そうではありません。
運動をしていない人の方が、
「健康的に見える」と思う人はいないはず。
やはり、適度な運動は身体を元気にしてくれますし、
かえって活性酸素の影響を減らす
「抗酸化」の助けをしてくれるのです!
私達の身体には、活性酸素で傷ついた細胞の
DNAを修復する作用が備わっていますが、
適度な運動をすることでその機能を高めてくれる
作用があるらしいのです。
その他にも、活性酸素の原因にもなるストレスの解消、
心肺機能が高まり呼吸数が減る、血管の機能が高まる、
などのいい作用が沢山あります。
なので、適度な運動!
やはり「ウォーキング」や「お散歩」を定期的に
楽しむことが大事になります。
それでも、少し"スポーツ"を楽しみたい方は、
お食事で抗酸化作用のあるものを
取り入れていきましょうね。
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東洋医学でも、腹式呼吸のような
「深くてゆったりとした呼吸」をすすめています。
下腹に空気をタップリ入れるような大きな呼吸は、
丹田にしっかりエネルギーを取り込みます。
普段から、浅い呼吸をしていないかチェックして、
ゆったり大きな呼吸を意識してみましょう。
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卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお届けしました。
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