HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 卵の老化と「ミトコンドリア」
2014年12月02日
最近、卵のアンチエンジングに関係があると、
注目されているのがミトコンドリアです。
みなさんも聞いた事はあるのでは?
中学の理科の授業に出てきましたよね。
ミトコンドリアは細胞の中に存在しています。
細胞を働かせるために必要なエネルギーをつくる
大事な働きをしてくれています。
食べた物から取り出したグルコースを、
酸素を使って燃焼させ、エネルギーと水を生み出してくれます。
そんな重要な働きをしてくれる「ミトコンドリア」ですが、
年齢を重ねるとその数がどんどん減っていきます。
体中の細胞ひとつひとつにミトコンドリアは存在します。
ミトコンドリアが活発に働いてくれると、
その細胞は生き生きと働きます。
そして、このミトコンドリアは「卵のアンチエイジング」にも
大きく関わっているのです!
卵も細胞の一つです。
ヒトの細胞の中で、もっとも大きいとされているのが卵子です。
その卵ちゃんを、生き生き働かせるもの
ミトコンドリアのお陰なのです。
ですが、加齢でミトコンドリアの数が減っていくと
少ない数で頑張るので、ミトコンドリアにかかる
負担も大きくなっていきます。
どんどん細胞の代謝が落ちていき、働きが悪くなっていきます。
これが、不妊の原因「卵の老化に関係する」、と
最近の研究で言われています。
このミトコンドリアが少しでも活発に働くように、
ある栄養素が注目されています。
これが、ALA(5-アミノレブリン酸)です。
ミトコンドリアの中でALAはヘムという物質を作り出します。
このヘムが十分にあれば、より多くのエネルギーをつくることができます。
逆に、ヘムがあまりないと、エネルギーが不足することになります。
普段の食事でも自然に摂取できているのですが、
特にたくさん含有している食品は、
ワイン・黒酢・しいたけ・バナナ・タコ・イカ・
納豆・ピーマン・ほうれん草・トマト・大豆、などです。
発酵食品に多く含まれるようですので、
すすんで食べていきたいですね!
ワインは、妊活女子にはあまりオススメ出来ませんが、
それ以外であればとても食べ易い食材ばかりです。
今あるミトコンドリアを活発に働かせて、
卵のアンチエイジングに取り組んでいきましょう!
将来的には、卵に直接働きのいいミトコンドリアを
取り込むような方法で、アンチエイジングさせるということが
現実になるでしょう。
様々な最新技術が発展していきますが、
シンプルに自分の力で元気にしていく。
そんな力を養いたいですよね。
老化を進めているのは自分自身かも?!
まずは、自分の生活から見直していきましょう。
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。
■:休診日
Copyright© 2017 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂 All Rights Reserved.