HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 高温期におすすめの「葛(くず)」
2015年04月07日
生理前の頭痛、便秘、熱くて胸苦しい、
肩こり等に悩んでいる。
高温期を快適に過ごしたい!
そんな方におすすめの食べ物です。
生理前の高温期は、何かとトラブルが多い時期です。
生理前の頭痛、便秘、熱くて胸苦しい、肩こり、等など
様々な症状に悩まされます。
また、ベビ待ちさんであれば、
着床、妊娠維持のために
身体を上手に温めたい時期です。
そんな繊細な時期であると、
不快な症状を取り除きたくても
強い刺激はさけたいんですよね。
普段なら、自分で肩をゴリゴリ揉んだりしてたのに。
それも、今はちょっと控えたいところ。
でも、自分で軽く肩を回すくらいでは
なんだかスッキリしない・・
「どうしたらいいの〜?」と、お悩みではないですか?
そんな、お姫様な時期である
高温期にピッタリなものを紹介します。
それは、「葛(くず)」です。
葛湯(くずゆ)や葛餅(くずもち)なら
聞いた事ありますよね。
「葛(くず)」は、マメ科クズ属で
毛におおわれたツルをのばします。
私の記憶には、子供の頃に
堤防にわんさか生えていたように思います。
根っこが大きく育ち、
それを粉にしてデンプンにしたものが
葛粉(くずこ)といって食用にされています。
お湯に溶かしてトロミのある葛湯(くずゆ)、
固めて葛餅(くずもち)、葛きりとして
楽しめます。
漢方では、葛根(かっこん)という生薬として
粉ではなく角型に刻み乾燥させたものを
使用します。
気味は、甘辛平。
肌を解き、表を発し、汗を出します。
頭痛、煩熱、酒毒、瀉痢、発狂、嘔逆を治し、
渇きをとめ、二便を利し、鬱火を散じます。
葛根(かっこん)は、陽明胃経と、太陰脾経にはいります。
この二つの経は、お肌と肌肉に関係します。
甘みと辛みが、肌にある邪をとり、
肌を開いて汗を出させます。
なので、食べたときに、フワァーと背中が暖かくなり
汗ばむのがわかります。
そのため、気がめぐり血行がよくなるので、
肩の疲れも取れやすくなります。
食べ過ぎて苦しむ胃腸をたすけるので、
胃の熱をとり、おしっこや便通を改善します。
額(ひたい)やこめかみ辺りが痛む頭痛によく効きます。
鬱々した気分を発散させて沈めてくれます。
気味が「平」とありますが、実は「微温」で
温める効果もちゃんとあります。
でも、汗を出したり、火を涼しくさせる効果も併せてもつので
「平」とされています。
これらをみると、高温期の不快な症状である、
「身体が熱い!」
「便秘、下痢で苦しい!」
「気分が鬱々する!」
「肩が凝る!」
「頭痛がする!」
「なんだかイライラする・・!」
といった諸症状にバッチリ効果があるのがわかります。
食欲が上がる時期でもあるので、
葛(くず)を食事に取り入れて胃腸を休ませてあげましょう。
身体もポカポカ温まり、変な身体の熱さは涼しくしてくれますよ。
普段手に入いるのは、お店で販売されている
粉状のデンプンである葛粉(くずこ)ですが、
自分で土から掘り出して来る事も可能です。
その時は、くれぐれも生のままで食べないで下さいね!
ベビ待ちさんには要らない食べ物です。
生でたべることはないとは思いますが、
注意事項でした。
月経周期の高温期。
快適にすごせますように♪
快適月経生活、
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。
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