HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 旬の代表「タケノコ」の効果!
2015年05月05日
今が旬の食べ物のひとつであるタケノコ。
その栄養価を調べると、未妊治療に関係する
あるホルモンの材料が含まれているようです。
タケノコは、日本と中国でのみ
食べられる食材だそうです。
なんだか不思議な感じがしますね。
食文化という言葉がピッタリです。
漢方薬を調べると、
以外なことに、生薬としては使われていません。
竹の葉っぱや、皮、煮汁をお薬として使うようです。
本草綱目という、生薬について書かれている本には、
「筍は、食品としては宜しきものだが、
薬にもちいるということは聞かない。」
と記述があります。
また、その他にも
「凡そ筍を食すには、譬えば薬を修治するようなもので、
適法であれば人を益すが、これに反するは損することがある。」
と、食べ方に注意が必要である事が書かれています。
また、食べ方には
「煮るには久しく(長時間)煮るがよく、
生では必ず人を損ずる(害がある)。
苦筍は久しく(長時間)煮るがよく、
乾筍は羹(煮物・吸い物)にして茄(食べる)のがよく、
蒸すのがもっとも美味であり、焼いてもよろし。
味のえぐみのあるものは人の咽を刺激するが、
まず灰湯で煮てから再び煮ればよし。
あるいは、薄荷の片と一緒に煮てもえぐみが去る。」
と書かれていて、灰汁抜きに手をぬかないようにすることが
美味しい食べ方であると書かれています。
なかなか詳しく書かれていますね!
昔の人も、灰汁抜きに手間をかけても
食べたい!という
美味な食材だったようです。
気味としては、「甘く、微寒にして毒なし」とあります。
「諸竹筍は、いずれも冷血、および気を発する。」
とあるので、身体を冷やす作用があるようです。
主治としては、「膈を利し、気を益し、熱を化し、痰を消し、
胃を爽やかにする。」作用があるそうです。
食べ過ぎると身体を冷やしますが、
胸のつかえが取れて、身体の熱を冷ましてくれ、
痰をとって、胃を爽やかにしてくれる、
うれしい作用がありますね。
西洋医学的には、
チロシンというアミノ酸が含まれていて、
鬱状態を改善する効果があるそうです。
ですので、月経前症候群に悩む女性にも
おすすめです。
また、甲状腺のホルモンの原料であるので、
卵をイキイキさせるためにも、
妊活女性にもうれしい食材といえるかもしれません。
美味しく、身体に良いものとして
今の時期、ぜひ食べてみてくださいね。
身体を冷やすので、
「羊のお肉と一緒に食べるといい」とも書かれています。
ゴールデンウィークに、
羊と筍のジンギスカン(バーベキュー)を
楽しむのもいいかもしれません♪
妊活ライフを楽しく過ごす為にも、
ぜひ試して見てくださいね。
卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆がお届けしました。
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