HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 妊娠に必要な力とは?東洋医学で妊娠力をアップする方法!
2015年07月07日
妊娠に大事な力として、
前回「水のパワー」と「土のパワー」をご紹介しました。
今回は、もうひとつ。
とっても大事なパワーをご紹介しますね。
生き物が生まれ成長するために、
「水」と「土」が必要であるのは
みなさんもイメージを持ちやすいですよね。
肥沃な大地にきれいな水を注げば、
自然と植物は根をはり成長していきます。
他にも「水」と「土」以外に、
とても大事にされているエネルギーがありますが、
みなさんは想像できますか?
もう、お分かりですよね!
それは、太陽のエネルギーです。
光のエネルギーともいえますし、
大地を温める熱エネルギーでもあります。
これを東洋医学では「火」のパワーと言います。
この「水」と「土」と「火」の三つがそろうことで
生命が誕生し、成長していく事が出来るのです。
納得ですよね。
この「火」のパワーですが、
人の身体であらわすと、
「体温や熱エネルギー」という表現になります。
人の身体の中に太陽はありませんが、
身体を温める熱エネルギー!ありますよね。
これがあるからこそ、外から来る病原菌から
身体を守ることができます。
また、食べたものを消化吸収して栄養を取り出す働きもありますし、
要らないものを出すデトックスの働きもしてくれます。
(汗だったり、おしっこ、ウンチがそうですね。)
これを、東洋医学の言葉では「三焦(さんしょう)の働き」と言います。
ちゃんと「三焦経」という経絡もあるのですよ!
この「三焦」のパワーは、おへその下にあります。
やはり腎と関係が深く、
とても大事な「命の火」ともいわれます。
この、「命の火」である「三焦」の火のパワーを
いい感じに燃え上がらせることが生きていく為には
重要です。
あくまでも、「いい感じ」がポイントなんですよ。
燃えすぎると、身体の中が火事になりますし、
少なすぎると冷えてしまいます。
これを「いい感じ」に調整してくれているのが、
ホメオスタシスといわれる「自動調整装置」です。
この、私たちの身体に具わった「自動調整装置」が
うまく機能してくれているから、
身体を快適に保つ事ができているのです。
この機能のおかげで、
病原菌が入ると発熱してやっつけてくれますし、
寒いとブルブル身体を震わして温めようとしてくれます。
頭で考えているのではなく、
自動で調整してくれていますよね。
本当に身体ってすごいです!
このすばらしい、ホメオスタシス「自動調整機能」も、
体調が悪くなるとうまく働いてくれなくなります。
ずーと体温が低いまま。
胃腸がうまく働かずに食欲がなくなってしまったり・・
要らない水が排出できずに、浮腫みになったり。
風を引いてもぐずぐずながびいて全然治らない!
とかもありますね。
これらは、身体からのサインです。
妊娠力が弱ってきているとも言えます!
私たち鍼灸師は、
これらの身体からのサインをいち早くキャッチして、
身体に具わったホメオスタシス「自動調整機能」を取り戻し、
妊娠力をアップするお手伝いをしています。
これらは、鍼灸治療の得意とする分野です。
このパワーは、高齢未妊、卵のアンチエイジング、
また着床障害や不育といった
あらゆるところに関係してます。
ぜひ、妊活中でお悩みのかたは
私たち鍼灸師にご相談してくださいね。
お家で出来るお灸などのアドバイスもできますよ。
前の方でお話しした「三焦経」の経絡は
手にありますので、
お灸がしやすい、適した場所にツボがあるんです。
また、体質によっては「お腹」や「背中」のほうが
効果がでやすい方もいらっしゃいます。
お灸の場所をお知らせしますので、
ぜひ、パートナーにお手伝いしてもらって、
お灸をしてくださいね。
妊活は、お二人でするものです。
お二人のスキンシップに、
お灸を取り入れて下さい。
今日は、妊娠力をアップするための
大事なパワーの話でした。
東洋医学のお話ですが、
自然界と同じ考えですので
理解しやすいと思います。
自然の法則をとりいれた東洋医学を使った治療で
妊娠力をアップしていきましょう!
快適月経生活・卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお届けしました。
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