HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 悲しいときは「涙でストレス発散」!これも「妊活」なんですよ
2016年06月21日
妊活を続けていると、嬉しいことばかりではなく、
悲しいこともたくさん経験します。
その悲しい気持ちもエネルギーの一種です。
良いエネルギーでは無いですから、
その溜まったエネルギーを発散させて、
気持ちも身体も軽くしていく必要があります!
東洋医学の「気」というは、
目にはみえない「エネルギー」のような物です。
エネルギーは、過不足なく満たされているのが
いい状態なのですが、
多くなりすぎてもエネルギー過剰となり
健康を損なうものとなってしまいます。
感情の高ぶりでも、エネルギーは発生します。
嬉しすぎても、頭がおかしくなることもありますし、
悲しすぎても、「もう死んでしまうのではないか?」と思うぐらい、
頭も身体もおかしくなってしまいます。
多すぎるエネルギーは上手に発散させる必要があります。
「怒りや、悲しみ」といった感情は、
とても大きな力を持ったエネルギーです。
例えば、イライラしすぎると、
自分で感情をコントロール出来なくなり自分自身も辛いですし、
周りの人に当たり散らしては迷惑をかけてしまいます。
もちろん、身体にも大きな負担をかけます。
そのため、それらの大きなエネルギーを適度に抜いて
身体を守る必要があります。
その、仕事をしてくれているのが
東洋医学では「木」のグループになります。
色々なエネルギーの発散方法はありますが、
「涙」もその一つです。
「木」のグループの働きを説明すると、
身体の内側にあるエネルギーを、
収れんする力で吸い上げ、
後は、いっきに外へ発散する!です。
最近、テレビでペットボトルを使って
卵の黄身だけ抜き取る技が紹介されていますよね。
ご存知でしょうか?
このイメージと同じです。
空のペットボトルを下向きにして、
割った卵に当てます。
ただ、当てるだけでは黄身は吸い込みません。
ですが、ペットボトルを凹ませて(収れん)空気を抜いた状態で
黄身に近づけ、その後、握った手を緩めることで
ボトルの凹みが戻ると、同時に空気が吸い込まれ
その力で卵の黄身が吸い上げられます。
この「木」の働きを使って、
身体の中に溜まった余分なエネルギーを
いっぱい吸い上げてためていきます。
感情というのは、ものすごいエネルギーとなり、
身体の中にためすぎると悪さをします。
それを防ぐ為に、卵の黄身を吸い上げるように、
溜まったエネルギーをめいいっぱい吸い上げます。
一旦溜め込んだものは、出すだけです。
ペットボトルが一杯になればそれをどんどん出さないと、
次つぎに出てくる余分なエネルギーをためることが出来ません。
満杯になったペットボトルは、
横からギュッと握ると(これも収れん。「木」の働きです。)
中身が上へ溢れ出ます。
この状態が、人の身体でいうと
「悲しくて涙が溢れ出る状態」です。
いっきに涙を身体の外へ出すことで、
エネルギーが発散・放出され、
その後は気持ちも身体も落ち着いていきます。
泣くことで、エネルギー過多になった身体を
落ち着かせているんですね。
つまり、涙を身体の外へ出すことで、
溜まったエネルギーを抜いているのです。
なので、どうか悲しい気持ちで一杯になったときは
我慢せずしっかり涙を流してください。
そうすることで、いい気のめぐりが保たれ、
「木」の働きが活性化されます。
「木」の働きは、
身体の内側のエネルギーを上手に吸い上げ、
上向き(外向き)に働かせることです。
この働きは、「成長」をあらわす働きでもありますので、
適度なエネルギーが上手に循環すると
・卵の成長
・内膜の成長
・新しい命の成長
が促進されます。
実は、感情をキレイに整えるだけで
しっかり妊活が出来ているのです!
これが、東洋医学の考え方です。
感情は身体にとっても深く関係します。
どうか、日々の感情を整えて、
ほんの少しずつでいいので
心穏やかに過ごしてください。
心を整え、卵の成長を助けていきましょうね!
快適月経生活・卵のアンチエンジング担当
岡井志帆
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