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2016年08月02日
卵のアンチエイジングにはリラックスが大事です。
その為に、腹式呼吸を取り入れることを
お勧めしていますが、
今回は、真逆の呼吸法もプラスして
「戦闘モードから脱出」する
リラックス方法をご紹介します。
現代は、女性の社会進出も進んでいます。
そのため、毎日仕事で緊張状態が続き、
交感神経が優位の「戦闘モード」に
なっていることが多いです。
脳内では、アドレナリンが分泌され、
身体もガチガチ。
肩も凝って疲れが取れないですね。
そんな身体を癒すために、
腹式呼吸が主に取り入れられています。
腹式呼吸は、息を吸うときに
お腹をカエルのように膨らませる呼吸法です。
おへその下、丹田の部分に
気を集めることが出来るので、
ストレスフルで
頭を使い過ぎのときなどにおこる、
上に昇りすぎた気を下に降ろす働きがあります。
これは、通常のリラックスを目的とした呼吸法ですが、
今回ご紹介するのは、
戦闘モードになった身体をリラックスさせるのに
さらにプラスしたい呼吸法です。
まず、息を吸うのですが、
その時、
腹式呼吸とは反対にお腹を凹ませます。
次に、息を吐くときには
腹式呼吸とは反対にお腹を膨らませます。
これを、大きな呼吸とともに
数回繰り返します。
胸で呼吸するので
「胸式呼吸」となります。
吸うときに、お腹を凹ませると
胸が大きく膨らむ胸式呼吸となり、
息を吐くときにお腹を凹ませると
肩が大きく下がります。
一時的に、胸を膨らます胸式呼吸をすることで、
筋緊張で「いかり肩」になっていた肩が
しっかり下がります。
また、背骨・肋骨・胸骨の関節が
ストレッチされるので
胸郭の緊張をゆるめることが出来ます。
ですが、胸式呼吸を何度もすると、
交感神経が活性化されるので、
数回程度で十分です。
胸郭、肩を胸式呼吸で緩めた後で、
腹式呼吸をゆっくり続ければ
体幹の筋肉が動くのを促されますし、
また、副交感神経も活性化されて
リラックスできます。
東洋医学では、
「戦闘モード」にはいると
「肝(木)の気」が過剰に働きすぎています。
すると、生殖器に関係する「腎(水)の気」を吸い取って
しまうので、大事な卵作りのためのエネルギーも
取られてしまいます。
腹式呼吸をすると「腎(水)の気」が補われるので
身体にもいいですし、
胸式呼吸を少し取り入れると
「肺(金)の気」が刺激され、
イライラしている「肝(木)の気」を
少し抑える効果もあります。
最初に少しだけ胸式呼吸をして、
胸・肩の筋肉をゆるめ、
その後、たっぷり腹式呼吸をしてください。
身体と気持ちがリラックスできると、
卵の成長にも良い影響を受けますよ。
あなたの妊活に取り入れてみて下さいね。
快適月経生活・卵のアンチエイジング担当
岡井志帆
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