馬場聖鍼堂の各分野のプロフェッショナルが綴るテーマ別ブログです。
2015年02月03日 [記事URL]
今日は、節分です。
季節が変わる節目の大晦日に当たります。
特に、立春は新しい年の始まりとして大切にされています。
今回は豆まきの豆を上手につかって、
卵のアンチエイジングに役立てましょう。
豆まきに使用される豆は、大豆を炒ったものです。
「邪気を払った豆から芽が出ないように」という意味が
あるようです。
面白いですね。
地方によっては、落花生を豆まきに使用するそうですね。
落花生の中身はピーナツです。
関西にはない風習です。
豆が汚れないので食べやすい、という点が良いですよね。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていました。
なので、節分を大事にされているのですね。
たしかに、冬から春に変わるこの時期に
体調を崩される方は多いです。
「穀物には生命力と邪を払う力がある」と考えられていたので、
鬼に当てて邪気払いにするとされたようです。
魔目(目に当てるから)、魔滅でマメ。
昔から、日本人は言葉を大事にしていますね。
豆といったら、女性の味方!
どの文献を読んでも、身体によいと書かれています。
みなさんご存知の「大豆」を東洋医学的に見ていきますね。
東洋医学的には、甘温の性質。
中をゆるやかにし、気を下し、大腸を利し、水張を治し、
腫毒を消す。とあります。
食べ過ぎると、気が塞がり、痰を生じ、セキが出て、身体が重くなります。
現代では、豆だけをそんなに大量にたべることは無いと思いますが、
枝豆などですと、美味しくて食べ過ぎてしまうのかもしれませんね。
豆まきに使用する「炒った豆」は熱性が強くなるので、
こちらも食べ過ぎると身体に熱がこもってしまうので
ご注意ください。年齢プラス1個で十分かと思います。
東洋医学の文献で調べているのですが、
大豆の隣に「黒豆もやし」の項目がありました。
「もやし」にもいろいろ種類があって、緑豆とかが身近ですよね。
同じ「もやし」でも、「黒い皮をかぶった豆もやし」がありますよね。
スーパーでよく見るあれです!それを「黒豆もやし」とよびます。
こちらは、「婦人の悪血」に効果があると書かれていました。
気になったので、こちらもご紹介してきます。
五臓の不足を養い、胃の気の詰まったのを解きます。
気を増し、お肌を潤わせます。
また、腎にもよいとされています。
胃の熱をとり、水の病で張満するのを治します。
煮豆も美味しいですね。
文献にも、「甘美なもので」と書かれているくらい、
美味しい物です。
醤油や味噌豆腐などの加工品という形で口にする事も多いです。
今晩は、普段食べない「炒り豆」を食べて
「邪気を払って」くださいね。
窓を開け「鬼は外!」と、全ての部屋を清めていきます。
清めた部屋から窓を閉めていくのが大事です。
全て払い終わったら、今度は玄関から「福は内!」と豆をまいていきます。
食べるときは、「福は内!」の時にまいたものを食べてくださいね。
そして、黙って食べてください。
普段の食事とは違い「静粛な場」という意味もあるそうなので、
沈黙の中で食べるようにしてくださいね。
そして、「黒豆もやし」も身体にはとっても良いです。
生殖器に関係する「腎」の臓によいとされているので、
食べる事で腎を補います。
女性の見方、悪い血を破る働きがあります。
節分の今日に、ぜひ大豆の力を使って、
卵のアンチエイジングに役立ててくださいね。
明日から立春。
妊娠ブームの時期がやってきます!
大地の気を受けながら、
妊活頑張っていきましょう!
卵のアンチエンジング担当
岡井志帆
2015年02月01日 [記事URL]
不妊専門クリニックを受診すると、まず最初は検査から始まります。
女性の場合、必要な時期に必要な検査を順番に受けていきますので
1~2周期くらいは検査で終わるかもしれません。
でも男性はいつからでもOKです!
女性のほうが時間がかかるのですから、男性は先に終わらせましょう!!
それが"時間の無駄"をつくらない第一条件です(^^)
ということで、男性の検査とは精液の検査になります。
「一般精液検査」では以下のような項目があります。
● 精液量
● 精子濃度
● 総精子数
● 精子運動率
● 正常精子形態率
● 白血球
医療機関によって、プラスアルファの項目があることも。
他に、血液検査で男性ホルモンなども確認します。
精液所見に問題があれば、さらに詳しい検査があります。
また、外陰部の診察や問診などもありますよ。
一部の女性の検査のような痛みを伴うものはありませんので、
必ず受けてくださいね。
そして、その結果が"男性らしさ"を損なうものでも
"男の沽券"に関わることでも、
決してありませんので、ほんの少しの勇気を出して
お二人の未来のために、検査受診してください。
では、女性側の検査一覧です。
1.血液(ホルモン値、感染症)
2.子宮頸がん
3.超音波(子宮、卵巣)
4.卵管造影
5.フーナーテスト/子宮頸管粘液
基礎体温表はあらかじめ2~3ヶ月分を記録していきます。
血液検査では抗ミュラー管ホルモン(AMH)や
甲状腺機能なども一緒に受けておきましょう。
高齢になると特に重要になってくる検査項目です。
また、年齢が若い方でも問題があるケースもありますので
省略せずに受けてくださいね!
女性の場合、生理期間、排卵期、黄体期、とそれぞれに
必要な検査がありますので、お仕事されている方は
日程調整が難しいかもしれません。
毎月生理があるからといって、必ず排卵があるとは限らず、
症状が出ない子宮内膜症や筋腫、ポリープなどもありますから
必ず一通りの検査を受けるようにしましょう。
卵管造影検査も、"時間の無駄"をつくらないために必須の検査です。
少し前になりますが、テレビ番組で
陣内貴美子さんがご自身の体験をお話されていました。
最初に卵管造影を受けていたら・・・と悔やまれます。
⇒ http://www.j-cast.com/2015/01/23226092.html
「壮絶「不妊治療」を告白」
特に問題が見つからないからといって、
ずっとタイミング法に頼っていても
違う病院で詳しい検査を受けたら新たな問題が判明(゚Д゚)
ということもあります。
同じ産婦人科で10年もタイミング法を続けていた方も
実際いらっしゃいました。
ほんとうに、もったいない10年間です(T_T)
もっと前に、検査さえ受けていたら・・・
また、半年、一年と時間が経てば変化していく数値もあります。
ぜひ定期的にご自身のお身体の状態を見直し、
最新の正確な状態を把握するようにしてくださいね。
それが"時間の無駄"を省く一番の方法です。
検査を受けたら、その結果を踏まえて対処法を検討します。
手術が必要になるケースもあるでしょうし、
まずはタイミングから、ということもあるでしょう。
ただ、妊活は妊娠だけがゴールではありませんね。
妊娠後は無事出産して、育児をしていかなければなりません!
そのために、今から準備が必要なのです!!
妊娠して力尽きてしまってはダメですからね...。
将来を見据え、体質改善をして備えていきましょう(^_^)/
体質改善は、東洋医学的な体質判断が前提です。
西洋医学の検査と同じような位置づけです。
妊娠しやすい身体づくりをお望みの方は、
まずは体質判断を受けてくださいね!
メールでも簡易な体質判断が可能です。
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「無料診断&相談」を受けてみてくださいね!
高齢不妊担当の近藤琉水がお届けしました(^^)
2015年01月27日 [記事URL]
月経中にも卵は育ち始めています!
それなら、月経中の不快感を解消すれば
卵のアンチエイジングに役立つはず!
今回は、月経中にお役立ちのストレス解消アイテムをご紹介します。
月経中と言えば、子宮に意識してしまいがち。
不要になった内膜を排出する事にばかり気を取られていて
卵巣の事はつい忘れてしまっていますが、
実は、月経時には卵はすでに排卵準備のための最終段階にむかって
急速に成長をしています。
この時期のストレスは、卵の為にも少なくしておきたいですね。
とはいえ、月経中には様々なストレス症状がおこります。
下腹部の痛み、腰痛、お腹回りの冷え、などなど・・・。
これらの症状を、月経中にはかかせないあのアイテムを
工夫をするだけで、もっともっと快適に過ごす事が出来るのです!
今回はそれをご紹介します。もうお分かりかもしれませんね!
そう!それは、「布ナプキン」です。
布ナプキンを使うと、子宮の入り口である「性器」を
フンワリ優しく包んでくれます。
その肌に当たる感覚が、とっても気持ちが良いんです。
普段つかう下着よりも厚くなるので、クッション性が
格段に良くなります。
そのため、月経の前から始まる、性器の充血により起こる
性器の痛みや不快感が軽減されます。
布ナプキンが柔らかく抑えてくれるので、
性器も優しく圧迫されて、まるで「手当て」をしているように
痛みが緩和されるのです。
また、布ナプキンをつかうと、とっても暖かさを感じます。
冬のこの時期であると、特にその違いが分かります。
体温を保温する効果が高まり、お腹の底からの冷えを防ぎます。
また、布ナプキンは、性器の形にフンワリそってくれるので、
蓋をするような効果も高まり、トイレのときに経血が
排出できるようになります。そのため、月経量が軽減したように
感じるようです。
とはいえ、月経量が多い方は不安になるかもしれませんね。
その時は、普段使っているナプキンの上に布ナプキンを挟んで使い、
直接性器にあたるところは優しく保護してあげるといいですよ。
また、布ナプキンを使わなくても、手ぬぐいを切ってたたみ、
ナプキンの上に挟んで使うだけでも効果があります。
フンワリ感じるぐらいの厚みを準備してくださいね。
(トイレのときに落とさないようにだけ気をつけて下さい。)
今は、給水性や匂いについて改良された布ナプキンも増えています。
ぜひ一度、試してみてください。
ナプキンで起こるお肌のトラブルが解消される方も多いですよ。
また、この布ナプキンの気持ちよさを体感すると、
実際お子さんを授かったあとの「赤ちゃんの気持ち」を体感出来ます。
毎日、市販のオムツを付けている赤ちゃん。
きっとナプキンを付けているお母さんと同じ気持ちだと思います。
私は、布ナプキンを体験し、赤ちゃんに布のおむつを使ってあげられたら
どんなにいいだろう!と思いました。
もちろん、「手で洗う」という手間があるので
オムツの代わりは厳しいでしょう。
でも、将来ママになるあなたには、一手間かかるけれども
布ナプキンを使って月経中も気持ちよく過ごしてほしいです。
ストレス解消は、卵のアンチエイジングには欠かせません。
おすすめアイテムですよ!
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。
2015年01月20日 [記事URL]
今が旬の金柑(キンカン)を食べて
卵のアンチエイジングにいかがでしょうか?
この時期気になるノドの症状にも
良い果実です。
金柑(キンカン)は、ミカンに似ていますが
柑橘(カンキツ)類とは異なります。
キンカン属に分類されていて、
果実よりも皮が甘く、独特の香りがあり、
酸味と甘味が特徴です。
果肉は酸っぱく
そのまま食べるには向いていません。
なので、甘く煮たりドライフルーツにして
食べます。
生薬としても使われていて、
中国から伝わリました。
風邪を引いた時の咳止め、
ノドの薬として使われています。
その成分は、ビタミン類とカルシウムが豊富なところが
特徴です。
ビタミン類では、ビタミンβカロチンが
皮膚や粘膜を保護する力を持っています。
ビタミンB1,B2は、細胞の新陳代謝をアップします。
ビタミンCは、抗酸化作用が高く、
ビタミンPはヘスペリジンといって、
血流改善効果があり、抗酸化、抗不安作用もあるので
卵のアンチエイジングを頑張っている妊活女性には
ピッタリの食材ですね。
金柑(キンカン)の独特の香りが、
自律神経を整える働きもあるようです。
この辺りが、抗不安作用に効果がありそうですね。
東洋医学では、酸っぱく、甘味があり、温める作用があり、
気を下し、膈(ムネ)を快にし、
渇きを止め、酲(二日酔い)に良いとされています。
そして、やはり皮が良いと書かれています。
この時期、風邪を引きやすかったり
ノドを傷める事も多いです。
お薬を飲む前に、金柑(キンカン)を
刻んでティーに入れて飲んだり、
ドライフルーツとして食べて
風邪対策につかいましょう。
卵のアンチエイジングと一緒に使える
お役立ちの食材でした。
風邪に負けず、卵活頑張りましょうね!
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆
2015年01月18日 [記事URL]
いざ妊娠してからのことって、考えたことはありますか?
高齢不妊で気持ちも焦り、とにかく早く妊娠したい!
という思いが募って、意外とその後については
想像力が及ばないこともあるようです。
ですので、ベビ待ち段階の今現在、将来のことなんて
ピンと来ないというのは当然のことだと思います。
「妊娠前」「妊娠中」「出産後」と、大きく分けると
この3期間で、それぞれまったく異なった悩みがあります。
これもまた、当然のことですよね。
誰でも切羽詰まると目の前のことでいっぱいいっぱいになり、
自分の抱える悩みだけで他のことに思いをめぐらす余裕は
無くなるものです。
だから「妊娠中」の悩みなんて、今から悩んではいられない、
というのがほんとうのところ。
先日も、妊婦さんが「治療中の頃がもう遠い昔過ぎて
何に悩んでいたのかもわからなくなってしまった」と
おっしゃっていました。
その方はその方で、以前はすごく悩まれていましたし、
現在はマタニティ期特有の心配事で心中穏やかではないわけで、
決して「のど元過ぎれば」ということではないのです。
共通しているのは、妊娠前にお悩みや不安、ストレスが大きすぎて
精神的にダメージを受けてしまうほどの方は、
やはり次の時期、段階に進んでも同様に思い悩んでしまいがち
ということがあります。
思考の癖や性格的なところが大きいようです。
心配性は心配性、ということでしょうか。
というわけで、ベビ待ち中に思い悩む傾向がかなり強い方の場合、
妊娠した途端に人生バラ色~ というわけにはいかないかも
しれません。
将来にわたっても、もちろん子育てという大プロジェクトにおいては
次から次へと難問が押し寄せてくるでしょうし、
それを一つひとつクリヤして、乗り越えていくのが
人生というものなのかな、と思います。
とくに、出発段階で"高齢"ということであれば、
お子さんが生まれて、10年後、20年後、と先々のことを
イメージしておくことは、ある程度必要かと思います。
お子さんが何歳でどのような発達段階になっているか、
そのとき自分は何歳で、どういう状態だろうか、
ということを大まかに把握しておかれることは
損にはならないはずです。
ただ、なってみないとわからない事態も多いはず。
あまり先々のことを心配しすぎたり、恐がり過ぎたりしては
前に進めなくなりますよね。
また、どんなに心配しても、子どもの人生は子どもの人生なので
親でもコントロールできない部分はあります。
心配性の方は、ずっと先々に起こるかもしれないことを心配して
片時も心が休まらず、しんどい思いをされることが多いです。
たぶん、一生何も問題が起きず順風満帆のまま
という人生はあり得ないはずです。
とはいえ、ずっと常に心配しっぱなしの人生も、
辛いですよね...
ある程度は仕方無いと割り切って歩いていくしかないです。
なので、先々のことを考え過ぎないのがいいのかな。
きっと、いつか火の粉は飛んでくるのでしょうが、
来る前にまだ幻の火の粉に身を焼かれる必要はありませんよね。
すでに全身火傷状態だったら、実際に飛んできた火の粉には
もう対応できる余力がなくなってしまってるかもしれないからです。
もし今あれこれ心配や不安で押しつぶされそうになっていたら、
「いったんこれは置いといて」ができるといいですね(^^)
妊婦さんになったとき、「何だったんだろう?」と
忘れてしまうくらいの悩みかもしれないのですから。
ちょっと頭を休めてあげるだけでいいんです。
そのほうが緊張が解け、呼吸が楽になったり、
消化がうまくいくようになったり、
身体は絶対いい方向に動きますから。
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2015年01月13日 [記事URL]
卵のアンチエイジングには、
多くのホルモンが関与しています。
ホルモンがきちんと分泌されれば、
良い卵が成長してくれ、質もよくなります。
今回注目するのは、「成長ホルモン」です。
「成長ホルモン」といえば、睡眠時間。
ゴールデンタイムを思い出す人が多いでしょう。
もちろん、質のよい睡眠は重要です。
成長ホルモンを出させる為にも、
早寝・早起きを意識してしっかり寝てほしいですね。
「成長ホルモン」の働きは、身体の傷を修復したり、
細胞を新しく作り出したりすることが知られています。
そのため、「身長が伸びる為に必要!」と言われますね。
これは、成長期に「成長ホルモン」が活発に
分泌されることをあらわしています。
もちろん、卵の成長も促します。卵も細胞の一つです。
「成長ホルモン」の刺激は、卵の成長に影響を
与えます。「成長ホルモン」の刺激を受けて
卵巣から成長因子と言われるホルモンが作られます。
細胞が増殖する刺激を与えてくれるので、卵を育てる
為に必要な細胞を増殖し成長を助けます。
そのため、卵がスムーズに成長し必要なホルモンを
受ける取る準備が出来るのです。
ホルモンが十分受け取れると排卵がスムーズに行われ、
妊娠へとつながります。
この一連の流れに重要な働きをする「成長ホルモン」ですが、
成長ホルモンは、残念ながら年齢とともに
分泌量が減っていきます。
30〜40代では分泌は激減します!
それでも、卵の為に少しでも「成長ホルモン」を
出し易くする必要があります。
その為には、食べ物で分泌を補っていくことを
していきましょう。
アルギニンというアミノ酸を取ると
「成長ホルモン」が分泌し易くなります。
アルギニンが含まれている食べ物は、
大豆食品、アーモンド、クルミ、アボガド、エビ、マグロ、
鶏肉等です。
あれ?これらの食品・・・
いつも目にする「女性に優しい食品」と言われる
常連さんですよね!
やはり、これらの食品をバランスよく食べる事が大事です。
卵の成長を促し、女性ホルモンをスムーズに分泌させる為に、
食事に取り入れていきましょう。
そして、良い睡眠もお忘れなく!
睡眠最初の三時間を大事にしましょうね。
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。
2015年01月06日 [記事URL]
お正月には欠かせない、
おせちの定番料理のひとつである黒豆。
今回は、こちらに注目してみましょう!
おせちの黒豆を食べて、卵のアンチエイジングです!
黒豆は、日に焼けて黒くなるほどマメに働けるように。
また、関東ではしわを寄せて煮ることで、
長寿を意味する縁起のよい物としておせちに入っています。
関西では、しわの無いように煮るが主流なので
地域の違いは面白いですね。
黒豆は栄養素がとても豊富で、
卵のアンチエイジングには欠かせない食品です。
タンパク質はもちろんですが、ポリフェノールが良い働きをしてくれます。
活性酸素を抑え、免疫力をアップしてくれるのです。
この働きも、東洋医学でいう腎の働きと同じですね。
ビタミンも豊富で、ビタミンEは抗酸化作用が強いですし、
ビタミンB群は糖や脂肪の代謝をあげてくれるので細胞の活性化に役立ちます。
鉄分・ミネラルも入っているので、血液の働きを活発にしてくれます。
もちろん、大豆ですのでイソフラボンも入っていますし、
食物繊維もあるので便秘がちな女性にはとてもうれしいですね。
東洋医学では、黒豆は、甘微寒。おしっこを出しやくする、
血をよく働かせる。熱を冷ます。毒を出す。といった作用があります。
お正月に、水分を取り過ぎて浮腫みがあり、
上はのぼせているようなヒトには効果的です。
おしっこを出しやすくして余分な水を取り、
身体の火照りも抑えてくれます。
また、身体に入ってく毒素の排出を助けてくれるので、
細胞が生き生きしてくれます。
また、黒という色にも意味があり、
黒は腎に効果があると言われています。
冬のこの時期に黒い物を食べる事は、
腎を助けやがて来る春に向けてパワーを蓄える事ができます。
腎は生殖器にも関係が深いところですので、
しっかり腎にパワーを蓄えることが大事です。
春には新しく芽吹く命のパワーが旺盛になりますので、
生殖活動にも大変適しています。
妊活に大事な冬の養生に、黒豆をどうぞ!
でも、火照りを冷ます効果を考えると、
冷やす作用があることは間違いないのと、
お砂糖で甘く煮ているので、
食べ過ぎには注意してくださいね。
お正月の縁起物、
黒豆を食べて卵のアンチエイジングに役立ててください。
今年も卵のアンチエイジングに役立つ情報を発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆
2014年12月23日 [記事URL]
貧血改善は不妊治療にはかかせないことは、みなさんもご存知ですよね。
不妊治療をされていれば、必ず貧血かどうかのチェクを行います。
でも、クリニックには通われていない妊活女性は、
うっかりこれを見落としがち・・・
こここまで読んで、「私は大丈夫〜」と思われている方も多いかもしれません。
不妊クリニックに通われていない方でも、血液検査を受けられる機会は
あります。そのときに、「何も引っかからなかった」と
安心していてはいけません!
「妊活女性」、特にクリニックに通われていない方は要注意です!
まずは、血液検査について。
通常、貧血検査の項目では、
・赤血球数
・ヘモグロビン量 (11、3g/dl以下で貧血)
・ヘマトクリット値
などが検査項目としてあげられます。
●赤血球は、血液中の赤血球の数。
●ヘモグロビンは、赤血球の中にある血色素です。
その名の通り、ヘムという色素とグロブリンというタンパク質から出来ています。
ヘムの中には鉄があり、それが酸素とくっついて、運ぶ事ができるのです。
ミネラルである鉄が少ないと、赤血球が小さくなってしまいます。(小球性)
また、一個の赤血球の中にあるヘモグロビン(ヘムとタンパク質)が少ないと、
中の鉄も少なく、運べる酸素も少なくなります。(低色素性)
これが、小球性低色素性貧血です。
簡単にいうと、「小さくて色素が薄くて、酸素を運ぶ能力が低い」という事です。
これは、鉄が少ないからおこるので、鉄を増やすと改善します。
●ヘマトクリット値とは、血液中の血球がどれくらいあるかです(体積)。
これが少ないと、「血液が薄い」と判断され、貧血になりやすい状態です。
ここまでの検査で引っかからなかったヒトは、
「私貧血じゃない〜」と安心してしまうのですが、
ちょっと待った!!
この他の検査項目を診てください。
「血清鉄」という項目もありますね。
これは、赤血球の中の鉄の量ではなく、血液の中の鉄の量です。
これも、貧血の目安になります。
通常、あまった鉄は一定量を肝臓に蓄えます。
この蓄えた鉄=「貯蔵鉄(フェリチン)」がしっかりあれば、
血液中の鉄(血清鉄)が減少してもすぐに補う事が出来ます。
でも、貯蔵鉄がないと・・・補う事が出来ません!あたりまえですよね。
つまり、「血清鉄」が低いということは、
もう既に貯蔵鉄が無い状態であるという事です!
まだ「貧血」と診断はされていなくても、血液中の鉄が少ないという事は、
じゅうぶん不妊の原因のひとつになります。
貧血になると、酸素を届ける能力が落ちるので、
身体はもちろん「卵巣」にも十分な酸素が届けられなくなります。
これによって、質のいい卵子が育ちにくくなり、
老化の原因になってしまうのです。
また、身体がだるい、やる気が出ない、気分が落ち込む・・・こういった
原因不明の不定愁訴が、実はこの「貧血と診断されない程度の鉄不足」であった!
ということもあります。
妊活女性が、快適に毎日を過ごす為にも、
鉄が不足しない身体が大事です。
鉄が不足すると、黄体ホルモンが減少し
卵以外の問題にも発展します。
ぜひ、貧血対策をしっかりしてくださいね!
卵のアンチエイジング担当
岡井からのお願いでした。
2014年12月21日 [記事URL]
松たかこさんや中沢裕子さんご懐妊のニュースには
多くの高齢ベビ待ちさんたちも勇気をもらったのでは
ないでしょうか(*^_^*)
松さんはお一人め、中沢さんはお二人めですね!
おめでとうございます\(^_^)/
芸能人の方々が40代で出産され、元気に仕事復帰されて
子育てブログを日々更新されたりするのを見ると
「40代の妊娠って、なんだ、普通じゃないの?」
なんて感じておられるかもしれません。
誰でもできるって思われてるかもしません。
いやいや、そんな"普通にできること"ではありませんよーっ!
それは錯覚です!!
体力も気力も人並み外れた有名アスリートや芸能人の方が
表向き簡単そうにできたとしても、
一般の方が同じようにできるとは思い込まないでくださいね。
成功された方しか表に出てこないというのもありますし、
影の努力は表には出てこないものです。
昔は1人の女性が生涯にわたって産む人数が多く、
長子と末子の年齢差が20歳以上ということだってよくありました。
そうなると、産婦の年齢は50近くということは十分あったのです。
でも寿命も短かったので、末子を育てるのは長子をはじめ
年上の子どもたちの役割のようなところもありました。
現代でも、たまに50歳近くで妊娠される方がいらっしゃいますが、
全国で年間数例ほどの珍しさなのです。
「後に続けー!」と号令をかけても、なかなか難しいです。
難しいには難しいなりの理由があります。
現時点では日本人女性の平均寿命は86.61歳で世界一です。
ただ、注意していただきたいのは"健康寿命"です。
"健康寿命"とは、日常的に介護を必要としないで、
自立した生活ができる生存期間のことです。
こちらは74.21歳なのです。
平均寿命との差は約12年。
つまり晩年の12年間は寝たきりになる、ということです。
あくまで、平均ですよ。
寿命が長いからと安心していても、ほっておくと
意外と早く動けなくなるのです。
長寿国の私たちの課題は、いかに健康寿命を伸ばすか、
というところにあります。
そのためには病気にかからない、予防することが大事ですよね。
健康的な食習慣や適度な運動、張りのある規則正しい生活など、
心身を健やかに保つことが一番ですね!
このことを高齢妊活されている方はよくよく考えてくださいね。
ベビ待ちしながらも、
健康寿命を縮めてしまうような生活を送っていませんか?!
偏った食事や、夜更かし癖、飲酒や喫煙、運動不足などなど
とくに気にしたことなかった、なんてことはありませんか?
腰痛や極度の肩こり、冷え症、寝ても取れない疲労感、
頑固な便秘、コレステロール値や血糖値の異常、などなど
ほったらかしにしていませんか?
無理矢理にでも妊娠してバッタリ倒れるより、
健やかな肉体で赤ちゃんを授かり、そこからまた息の長い育児を
ずっとがんばってやり通せる身体を。
お子さんが自立できるまではご両親が頼りです。
成人したお兄ちゃん・お姉ちゃんが助けてくれませんから。
高齢ベビ待ちさんにとっての身体づくりの大切さ、
実感していただけたでしょうか?
私たち不妊治療専門の鍼灸師は、ベビ待ちさんの心身全体の
ベースアップを目指し、バランスの取れた健やかさを取り戻す
お手伝いをするのが仕事です。
もちろん、質のいい卵が育つように助けていくのは当然ですが、
やることはそれだけではありません。
上に挙げたような症状や不定愁訴を丁寧に改善していき
生命力をアップしていけるように持っていきます。
それもこれも、長い視野に立ってこそです。
妊娠して卒業、ではありません!
そこからが長いのですから!!
生命力の底上げで高齢ベビ待ちさんの妊活にお味方します。
まずは無料体験治療で東洋医学的な診断を受けてみてくださいね!
⇒ 無料体験を申し込む
↑詳しくはこちらからどうぞ!
高齢不妊担当の近藤琉水でした。
2014年12月16日 [記事URL]
鍼灸師が教える、
寒波に負けない温めポイント!
ここが案外効くんです 〜ツボ篇〜
寒波到来のニュースが流れています。
みなさま、寒さ対策は万全ですか?
毎年、いろいろな温めグッズが出てきますので、
楽しみにしています。
みなさんは、普段はどうやって温められて
いるのでしょうね。
やっぱり、お手軽なカイロでしょうか?
雑誌やネットでも、「○○を温めれば・・」
というフレーズもたくさん見かけます。
みなさんも、体験的に
「寒いときはココを温めます!」という
ポイントはそれぞれあると思います。
関節付近であったり、頚まわり、腰、お腹。
どこもすばらしい温めポイントですね。
頚はマフラー、足首にはレッグウオーマー、
腰・お腹は、腹巻きを使う。
靴下は、シルクと綿を4枚重ね履き。
これも、いまや定番となりましたね。
どれもとても快適です。
もちろん、どれもおすすめですが、
今回は鍼灸師らしく、
身体を温める「ツボ」をご紹介しようと思います。
これは、普段は「鍼」や「お灸」をする場所です。
なので、大きく広い面というより、
まさにピンポイントで使うところなのですが、
ご自宅で温めるときには、そこまでこだわらなくても
十分効果は感じられます。
もちろん、効果のある「ツボ」はたくさんあるのですが、
今回はとっておきのところです!
普段、女性に優しい「ツボ」、生殖器に効果がある「ツボ」として、
「おへそのツボ=神闕」や「おへその下=丹田(関元)」が重要なポイントだ!ということは、
ご存知の方も多いと思います。また、「三陰交」も有名ですよね。
これらは、主に下焦といって、おへそより下を温める効果が強い場所です。
もちろん、足から冷えが入ってくるので、下を温めるのはとっても効果的です。
これらは、もう既に知っていらっしゃる方が多いと思いますので、
別のポイントを紹介しようと思います。
では、上記のような「おへそから下〜足まで」以外の場所で
有効なツボ!というと・・・
それは、「中カン穴」と「陽池穴」です。
この二つのツボにお灸をすると、とても身体が温まります!
まず、「中カン穴」はお腹の部分、みぞおちからおへそまでの間の
真ん中にあります。胃の真上にあたるので、消化器官にとても関係が
深い場所です。
おへその下(下焦)の部分が、生命エネルギーの源であるなら、
ここ胃の真ん中(中焦)は食べた物からエネルギーを取り出す重要な役割を担っているところです。
私たちは、食事をしなければ生きていけません。胃腸が元気であれば、
生きるエネルギーも十分に取り入れる事ができるので、活発に活動出来ます。
その、消化を促すポイントとして重要なのが「中カン穴」です。
「陽池穴」は、手の甲側 手首の関節の真ん中にあります。
その字のとうり、「陽の池」といわれるほど、陽気が溢れるところです。
右手、左手両方ありますが、特に陽気のパワーが強い「左」をよく使います。
温めるという事に意識して使うなら、左をチョイスします。
この、「中カンー陽池穴」はペアで使うと、より効果がUPします!
面白いのが、この「陽池穴」は三焦経という経絡にあって、大事な生命力にも関係していますし、消化器官にも関係がある経絡です。生命力という意味でも子宮に効果があるツボとして使われます。また、「陽池穴」から指三本分上がったところにある「外関穴」というツボは、腰の治療にも使われます。
腕を使って、「子宮」や「腰」の治療に使う考え方があるところが、東洋医学の面白いところですよね。
ですので、もしあなたが「右の卵巣にもパワーが欲しい」と考えられたなら、
右の「陽池穴」をチョイスしてください!
以前、お顔にも「子宮」に効果がある場所がある!とお伝えしましたが、実は腕にもあるんです。
私たち鍼灸師は、昔から伝わっているこんな教えを守りながら、治療に取り組んでいます。
ぜひ、みなさんも「ツボ」を有効に使って、妊活に役立ててくださいね!
今回は、身体と子宮を温める「ツボ」をご紹介しました。
お灸をしてあげることで、身体が暖まりますよ。
目には見えない子宮ですが、そっと優しくケアしてあげましょう♪
※お腹にお灸するときは、十分火傷に注意してくださいね。
私からのお願いでした。
卵のアンチエンジング担当
岡井志帆
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