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2014年11月02日
体外受精でお子さんを授かった方で、
凍結卵がまだ残っている方はいらっしゃいますよね。
なんとか一人を! とがんばった努力が実り、
一児を授かることができましたが、育児するうちに、
この子にきょうだいをつくってあげたいと願う気持ちが
日に日に強くなってくる方もいらっしゃいます。
高齢でも一人できたのだから、もう一人いけるかも?
受精卵を永遠に凍結保存し続けるわけにもいきませんし、
今すくすく育っているお子さんを見ると
一緒に採卵をしたときの残りの凍結卵を廃棄するのは
忍びないですよね...
冷たいところに置き去りにしてるのは可愛そう、
と罪悪感さえ感じる方もいらっしゃいます。
お一人目を授かるまでは相当苦労されても、
意外と妊娠期間や出産が順調で、むしろ育児もとてもエンジョイ
されている方は、これなら2人目もいけるはず!
と前向きに考えなおしてみることもあるようです。
以前、体外受精で双子ちゃんを授かって出産され、
育てていく過程で子育てに開眼して、
3人目! に挑戦された方もいらっしゃいました。
すごいバイタリティですよね!!
当院でお二人目を希望されている方は、だいたいアラフォーの方です。
最初からお二人目不妊で初来院される方のなかには
30代前半の方もいらっしゃいますが、一人目が自然に授かったのに、
二人目がなかなか、という方だと、もうお子さんが小学生
だったりしますが、それでもやっぱり欲しい気持ちは捨てきれず、
ということがありますよね。
だいたい高齢出産は体力的にタイヘンだと認識されています。
もちろん、その認識は正しいのですが。
でも、男性で「妊娠出産」についてほとんど知識の無い方は
いらっしゃるものですが、女性でもお若い方ですと
何歳になっても産めると思われている方はいらっしゃいますね。
ぜひ体力のことだけでなく、リスクも高まることは
知っておいていただきたいと思います。
ご近所の、フランス料理が出る人気の産院ではなく、
地域の総合病院、周産期医療センターにするなど
冷静に病院選びをしていただきたいところです。
もちろん、妊娠中も気にしていただくことはたくさんありますし。
そうした高齢出産の心得は忘れてはならないと思います。
ましてや、すでにお子さんがいらっしゃるのですから、
お一人目の時のようにマイペースをキープできるわけでは
ありませんし、よりハードになりますね。
妊娠中から、パートナーの方の積極的な参加は欠かせない
と考えてください。
それが期待できない方は、実家やきょうだい、知人友人
総動員で支えてもらう覚悟のほうがいいかもしれません。
家の目の前の保育園に子どもさんを預けるとか、
いろいろ工夫されている方は多いですよね。
お一人目が卒乳して生理も再開したところという方でしたら
お身体の状態としてはまだ動きやすい段階です。
お産や育児で弱ったぶんを取り戻すのも、
比較的早い段階からがいいのです。
とくに妊娠前にしっかり身体づくりをされていた方は
身体が覚えているはずですし、1年2年のギャップなら
わりとスムーズに乗り越えることができるはずです。
お子さんが生まれてから既にもう年数が経っている方は
二人目不妊と考えずに、高齢妊活として一から身体づくりを
されることをおすすめします。
「1人できたから当然できるはず」という意識は
ちょっと横に置いておきましょう。
長期間遠ざかっていたため、身体もすっかり忘れてしまっていると
思ってくださいね(^_^;)
1人目は簡単にできた方でも、身体はすっかり変わっているので
かなり難しいこともあるのです。
はじめての高齢妊活という意識で準備を始めていきましょう。
高齢から始める2人目不妊の妊活のコツは、
お一人目のときから次を想定しておくことです。
無事妊娠されて最後の治療の際、
「2人目のときもよろしくお願いします」と
卒業していかれる方がいらっしゃいます。
「まずは1人」ですが、もっと先のことを見据えていると
いろいろと意識が変わってくるようです。
「そのうちに」「落ち着いたら」と考えていると、
いつの間にか何年も年月が経過してしまうことが多く、
1人目が遅かったぶん、気付いたらもう既に時は遅し!
となっているかもしれません。
次の妊娠出産を目指していくのなら、
逆算方式で身体のつくり方や養生法も変わってくると思うのです。
産後の体調回復にも気を使いますしね!
私たちも、次を見越してサポートさせていただけますし!!
高齢妊活の二人目は、計画的にヘ(^o^)/
近藤琉水がお届けしました(^^)
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