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2014年10月07日
女性は何歳まで妊娠できるものなのでしょうか?
東洋医学では、49歳まで可能、とされています。
ちゃんと何千年も前に書かれた教科書に載っています。
ただし、「大昔の人は身体に悪いことをせず、
とても健康だったのに、それが今の人間はどうだ!?」
なんて、これまた大昔の書物に書いてあるくらいです。
人間はどんどん退化していってるのでしょうか。。。
それとも「昔はよかった」ストーリーでしょうか。
現代の日本でも、たまに49歳前後に出産される方は
いらっしゃいます。
数年前になりますが、坂上みきさんが53歳で出産されたのを
記憶されている方はいらっしゃいますよね?
「超高齢出産」です。
当院では、最高齢の自然妊娠の方は45歳、
体外受精の方は46歳です。
驚きですか? それとも意外と低いですか?
女性は生理がある限り、子どもが産めると思っている方が
けっこう多いのです。
まったくその方面の教育を受けていない青少年(男子)ならともかく、
若い女子も同じような知識しかないこともあります。
そろそろ「卵子は老化する」という知識をインプットしないと
若い世代が「いつでも産める」と妊娠・出産を回避していって
後で苦労することになるのは避けたいですね。
そう、いつまでも産むことなんてできないのです。
最近では卵子提供ということもありますので、
確かに高齢出産が増えていますが、
それでも肉体的な限界はあります。
自己卵子であれば、40代半ばで限界が来るのが普通ですね。
30代後半から徐々に妊娠率は下がっていき、
逆に流産率が上がっていくのが原因です。
妊娠・出産しにくくなる理由を、もっと根本的に見てみると、
やはり赤ちゃんを生み育てていくために必要な力が衰えていくため
なんですよね。
お産自体が危険を伴うこともありますし、
親の力に完全に頼らないといけない幼い子どもを育てるのは
体力も気力も十二分に必要とされます。
さまざまな条件が整っていなければ、
母胎にも子どもにも危険が及ぶために、
その危険を回避するために、妊娠しにくくなっていきます。
未妊で悩む女性たちを苦しませるためでは決してないのです。
であれば、願いをかなえるためには、気力・体力を充実させて
平気の平左!とまではいかなくても、妊娠出産、そして子育ても
安全にできるくらいの条件を整えたらいいのではないでしょうか?
要は身体の活性化、アンチエイジング、になってくると思います。
現代人は自然に逆らって不摂生や無理をして身体のバランスを
崩しているのが問題視されています。
環境ホルモンや飽食なども原因となっていますよね。
身体を若々しく保つには、どうしたらいいでしょうか?!
まずは、ご自身の身体と生活を振り返っていただいて、
どこに問題があるのかを知らないと改善できませんね。
東洋医学では、病気になる原因は食べ過ぎや過労、ストレスなど
生活のなかにあると考えます。
まずは誤った生活習慣があれば改善していって、
身体づくりの基本にしていただければって思います。
「そんな面倒くさいことやって、効果あるの?」
といぶかしく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「今更やっても・・・」と半ば諦めの境地とか...
ご自分の身体を信じることが、まず第一歩ですよ!!
"生活習慣病"とはよく言ったもので、
まさしく生活習慣で、長い長い時間をかけて変化したのが現在のカラダ。
同じ生活習慣で正していかなくては元に戻りませんし、
時間もかかるのは仕方がないことです。
何かクスリを飲んだら一発で戻るということはあり得ません。
「時間が無いのに!」と焦る気持ちもわかるのですが、
まったく放棄してしまうより、1日でも早く、少しずつでも
トライしていくほうがいいですよね!
長~い目で見ましょう(^o^)/
高齢妊活の鍵は、体質改善で心と体を若々しく維持することです。
ルックスを磨くという意味ではなく、
内側からのアンチエイジングが大切なんです。
そして同時に、適切な医療の力を借りることに躊躇しないのも
できるだけ早く結果を出すコツになります。
30代、40代だからこその身体づくり。
あなたに合った体質改善の方法で挑戦してみましょう(^_^)/
高齢でも妊娠できるカラダに。
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