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2015年06月21日
コーヒーはお好きですか?
お好きな方はほとんど1日中飲んでいらっしゃることがありますね。
確かに中毒性があるので、やめられなくなるようです。
「妊婦さんはコーヒー禁止!」、というのは一般的に知られてますが、
妊娠に気付かずに飲んでいたらどうなるのでしょうか?
1杯も飲んじゃダメなのでしょうか?!
妊娠初期に大量のカフェインを摂取すると、胎児への悪影響がある、
ということですよ。
胎児の発育に問題が出て、低体重で生まれることがあるそうです。
なかには流産や死産に至るケースもあるそうですので
できるだけ控えたほうがよさそうです。
大量というのは、7,8杯相当に当るようですが、
4,5杯でも、まったく飲まない人に比べると
胎児への悪影響は2倍になるそうなんです。
普段からまったく飲まない、あるいは1,2杯という方は
心配いらないのですが、普段からたくさん飲まれる方は
妊娠したことに気付かない時期でもコンスタントに
ずっと大量のカフェインを摂取し続けていることになります。
妊娠中、妊婦さんが摂取したカフェインは、胎盤を通じて
赤ちゃんにも同じ濃度で伝わるということです。
胎児は身体が小さいですし、内臓器官もまだまだ未熟です。
カフェインをちゃんと分解したり排泄したりすることができないのです。
だいたい1日に300ミリグラムまでのカフェイン摂取だと
胎児には影響しないとされています。
普通のコーヒー1杯(150ml)で約100mgのカフェイン保有量だそうです。
ということは、1日3杯くらいまでならいけそう?
いえいえ、大人気のスタバは、ショートで220mg、トールは315mg!
場合によっては1杯でも越えてます(゚Д゚)
インスタントコーヒーなら1杯65mgだそうです。
どっさり粉を入れてたら別ですが...(^_^;)
缶コーヒーは商品ごとに異なります。
でも、カフェインが含まれるのはコーヒーだけではありません。
紅茶1杯(150ml)でカフェイン30mg、ココアなら50mg、
コーラは1本(350ml)で34mg(ダイエットコーラは45mg!)、
緑茶やウーロン茶なら30mgということですし、
タンニンの効果でカフェインが少し抑制されます。
お茶の葉にはコーヒー豆よりもより多くのカフェインが含まれているのですが、
茶葉をお湯で抽出すると、コーヒー豆よりも少なくなるそうです。
ドリンク剤のリポビタンDは50mg、オロナミンCは18mg。
板チョコは1枚20mg。
眠気防止のガムや市販の風邪薬にも入っていますよ!
細かく全部合わせればけっこうな量になりそうですよね。
もちろんコーヒー1杯で中毒になることもありませんし、
それくらいの量だったら全然問題もありません。
その程度で騒ぐ必要はありませんが、いろいろなものに含まれているので
合計すると、かなり多くなってしまう可能性があるので要注意です。
先日受けた講座のなかでは、
コーヒー1日5杯で自然妊娠率が50%落ち、
3杯でAMHが有意に低下する、とのことでした。
ベビ待ちさんなら気になるデータですよね。
また、カフェインは体内の鉄分やカルシウムを尿に排出するので
カルシウム不足や鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
不眠や肩こり・頭痛、血圧上昇、胃粘膜障害、などの副作用も
摂取量が増えると出てきます。
利尿作用もあるので、水分摂取のためにカフェイン飲料を飲むのは
理にかなっていません。
どうしてもという方はカフェインレスコーヒーやドリンクにしてくださいね!
近藤琉水がお届けしました。
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