妊活女子の炭水化物とのつきあい方 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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妊活女子の炭水化物とのつきあい方

2015年09月08日


「炭水化物ダイエット」と言う言葉が飛び交い、
悪者のようにされている炭水化物。
今回は、妊活女子と炭水化物との
おつきあいの仕方を考えてみましょう。


そもそも、炭水化物が注目されたのは、
糖尿病にお悩みの方の食事療法からです。

糖尿病の方は、
血糖のコントロールが必須です。
そのため、「糖質が多い炭水化物は減らしながら
他の栄養素をバランスよく摂取するように」
ということを指導されます。


「糖質を減らす!」というキーワードから
ダイエットに使われるようになりました。


「ご飯は控える」
もしくは、「食べない」という
ダイエットが流行っています。


たしかに、過剰な糖質は
身体に余分なエネルギーとして蓄えられるので
肥満の原因となるといえるでしょう。

ここで、
一日に必要な炭水化物の量を考えてみましょう。
炭水化物は、脳への大事な栄養素。
摂取ゼロにすることは出来ません。

一日に必要な炭水化物の量は、
女性なら200g程度とされています。

お茶碗一杯のご飯が約150gとして、
その中に60g程度の炭水化物が含まれています。
一日3回食べたなら180g。

これならOK範囲と思いがちですが、
実は、ご飯以外のあらゆる食品にも
炭水化物が含まれているので、
簡単に摂取量をオーバーしてしまいます。


ダイエットを考えている女子であるなら、
炭水化物は一日90〜150gぐらいに抑えると
いいようです。


ご飯をお茶碗一杯の8分目にして
一日2回の摂取にする。
そしてバランスよく他の食材を食べる事で
炭水化物の総摂取量を目標数値の範囲内に
抑える事をしていきます。

すると、よけいなエネルギーを
身体に溜め込む事が防げるので
ダイエットの効果があると考えられています。


ですが、「妊活女子にダイエットが必要であるか?」
というと、
そうとは限りません。


ダイエットが必要な妊活女子は、
BMI値が本当に高い人だけです。


BMI値が22より大幅に高い人は、
ホルモン値が悪くなったり、
排卵障害を起こしたりといった
妊娠の妨げになることが多く発生します。


その為、体重を減らしたり、
体脂肪を落とすだけで
妊娠しやすくなることも!
これは、大事な妊活です!


ですが、現在ではやせすぎ妊活女子のほうが
多いように思いますので、
ダイエットも兼ねて
炭水化物を極端に減らすよう食事は
する必要はないように思います。


それよりも、
「何から炭水化物を摂取するのか?」
を意識するほうが
重要になってきます。


東洋医学では、
糖質の多い物は「ドロドロ水」の原料となるので
身体には好ましくないと考えます。


月経が辛く感じるのも、
この「ドロドロ水」が悪さをする為とも言えます。

とくに、水に溶けたときに粘りが出る小麦は、
避けたい食品です。


それでいうと、ラーメンやパスタ、パン類は
とりたくない炭水化物といえるでしょう。


西洋医学でも、パスタに含まれる炭水化物はとても多くて、
ご飯が100g中に37gなら、
パスタ(乾麺タイプ)は72gを超えます。


ラーメンやパスタであれば、
麺を主に食べることが多いので、
なかなか他の食材を一緒にとるのは
難しくなります。
そのため、栄養のバランスが悪くなりますよね。


パン類でも、食パンであれば
ご飯より炭水化物は少し多い程度ですが、
マーガリンやジャムと言った物と一緒に食べるので
どうしても糖質が高くなってしまいます。
菓子パンも同様です。


それであるなら、
炭水化物がまだ低めなご飯を主食にし、
それと一緒に
おかずとして他の食材をバランスよく食べれる
和食が一番理想的です。


ただし、カレーや丼ものばかりが続くと、
ご飯の量が増えてしまい
偏りが出るのでこちらは注意が必要です。

「一汁三菜」といわれるように、
バランスよくおかずを食べる事。


これを意識して食事をするだけで、
身体に悪さをする「ドロドロ水」の
産生は防げます。


ついつい、ご飯を抜いて
パンやパスタを食べたくなりますが、
それは、たまのお楽しみにしておきましょう♪


また、おかずの準備が面倒くさくて、
ご飯ばかりを食べてしまったり・・。
これも、要注意ですね!


「バイバイ!ドロドロ水」を合い言葉に
美味しく身体にいい食事をとっていきましょう。


楽しく妊活生活を!
未来のあなたのお子様のための
食事の準備の練習ですね♪

快適月経生活・卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。



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