HOME > テーマ別ブログ > 生理の不順を鍼灸で整える > 妊活中 食べ過ぎが原因で起こる関節痛
2015年12月15日
不妊治療専門の鍼灸院ですが、
ゲストの大半は何かしら関節の痛みをお持ちです。
その原因は、実は「食べ過ぎ」から起こっているなんて・・・!
関節痛を減少しながら、
快適月経生活を目指す方法です。
動く時間より、食べている時間のほうが長い現在。
食べ過ぎによる身体への負担は大変多くなっています。
もちろん、食べ過ぎると
体重・体脂肪・コレステロールが増えたりして、
成人病のような症状になることは確かです。
でも、そんな病的な症状以外。
太っている、痩せているなどは関係なく、
「身体の調子が悪い」
「肩こりがひどい」
「腰痛」
「背中が痛い」
「股関節が痛い」
「座骨神経痛」など、
痛みを訴えるかたは多いですよね。
もちろん、それぞれ原因はあるのですが、
「食べた量より動いていない」
これが原因であることが、
非常に多いです。
しかも、長年の食べ過ぎ生活の積み重が原因で
出来たものですので、
なかなか一度にスッキリすることは難しいです。
とはいえ、食べ過ぎは「妊活」にもお邪魔虫。
せっかくですので、
鍼灸治療にプラスアルファーして
お家でもケアしていきましょう♪
東洋医学では、
食べたものは「水」にかわるといわれます。
たくさん食べると「水」がたくさんでき、
その水が変化して「湿痰(しったん)」と言われるものになり、
身体のあちこちにたまって
悪さをしていくと考えられています。
特に、痛みが出やすいのは関節です。
関節は構造上、流れが滞りやすいので
「湿痰(しったん)」が溜まりやすいところです。
背中が痛くなる、
腰が痛くなる、
肩が凝る、
股関節が痛くなる、
お尻が痛くなる、
足が痛くなる。
これらの痛みが起こる原因の
一つとなります。
特に、腰が痛い人の中には、
太ももが痛い人も多いです。
オシリから太ももの後ろや、
太ももの外側。
ひどくなると、前にまわって
股関節が痛くなってきます。
オシリや太ももの外側には、
東洋医学でいうと「胆の経絡」が通っています。
「胆の経絡」は、身体をきれいにしてくれる
フィルターのような働きをしています。
つまり、
「オシリや太ももの外側が痛くなってきた!」
ということは、
「食べ過ぎによってフィルターが目詰まりしてしまっている!」
とも言えるのです。
そういわれると、怖いですよね!
確かに、オシリにニキビがたくさん
できているヒトもいますし、
悪いものが詰まってそうですね。
前の方にきた痛みが股関節にでるのは、
その辺りに、消化に関係する
「胃の経絡」が流れているからです。
スネがはるのも、おなじ理由です。
スネにも、胃の経絡が流れています。
食べ過ぎで、胃もすっかりおつかれ。
「ギブアップ!」の状態の現れで、
胃の経絡に「よどみ」ができてしまい、
流れが悪くなっている状態です。
また、子宮や卵巣に悪さをすると
未妊の原因の一つになってしまいます。
子宮筋腫・ポリープ・内膜証といったものも、
東洋医学でいえば
「食べすぎ・運動不足」が原因で
消化しきれないエネルギーが
「湿痰(しつたん)」「瘀血(おけつ)」へと変化して
それぞれの場所に居着いて悪さをしたものと
いわれています。
子宮や卵巣は、お腹の奥なので
血流も悪くなりやすく
「湿痰(しつたん)」「瘀血(おけつ)」が
たまりやすい所です。
改善方法としては、
腹八分目にし、
バランスのいい食事に変えていくことは大事です。
でも、せっかくなので
一手間かけることで
「改善スピード」をアップしていきましょう!
お家でできる簡単なケアの方法は、
パツパツに張った足のスネを
マッサージしてあげる事です。
胃の経絡の働きが良くなって、
悪さをする「湿痰」の排出が助けられ
関節の痛みも改善していきます。
やり方は簡単です。
足のスネの固さ・痛みをチェックしたら、
クリームをたっぷり塗ります。
滑りを良くしたうえで、
膝下のスネのところに親指を当てます。
親指に体重をのせて
足首に向かって下へ降ろすだけ。
「イタ気持ちいい感じ♪」がすれば十分です。
指の力ではもの足りない方は、
ゴルフボールを掌に当てて
下へ軽くコロコロするといいですよ。
筋肉に対して横にグリグリすると
痛くなることもあるので、
骨にそって縦方向に降ろしていくことを
オススメします。
もちろん、ウォ−キングで汗を流すほうが
より効果も高いですが、
マッサージも取り入れてみては
いかがでしょうか?
鍼灸治療で足のスネに鍼をする事が多いのは、
やはり「食べた物をきれいに消化吸収して
要らない物は出す!」という働きが
重要であるからです。
足のスネを鍼灸治療してもらって、
翌日、なんだか肩や頚の凝りがとれているのは、
食べ物がきれいに消化されて、
「湿痰(しったん」の排出が促進されたからです。
胃の経絡がキレイになると、
フィルターの働きの「胆の経絡」もキレイになって、
オシリや太ももの外側の痛みもとれてきます。
オシリや太もも、股関節の痛みが取れてくると、
その周りにある筋肉も緩んできて、
骨盤の狂いも減少していきます。
もちろん、骨盤のなかの子宮や卵巣の
働きも健やかになるので、
月経も整いやすくなってきます。
いいことだらけですよね!
ぜひ、鍼灸治療に
ご自宅でのセルフマッサージを取り入れて、
さまざまな関節の痛みから
早期脱出してくださいね。
これも、妊活のひとつです!
快適月経生活・卵のアンチエンジング担当
岡井志帆でした。
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