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2016年02月09日
妊活女子にオススメのお灸。
お家で手軽に楽しめて、
身体にとってもいいお灸を
あなたも試してみませんか?
「お灸女子」という言葉が聞かれるようになったほど、
「お灸」が広まって来ています。
鍼灸師としては、
嬉しい限りです。
お灸は、鍼灸師が「もぐさ」を米粒大にひねり、
つぼの上にのせて火をつけ、
その火が「もぐさ」を焼く事で
その成分と熱が身体に伝わるというものです。
最近では、お手軽な台座灸が
(「もぐさ」をひねる必要がないので簡単に使えるタイプです)
お店でも販売されています。
熱が伝わるだけではなく、
ちゃんと「もぐさ」の成分も熱と一緒に
伝わっているのがポイントなんですよ。
「もぐさ」が焼ける独特の香りが、
また刺激となって
とっても癒されます。
熱の作用で身体が温まり、
血行がよくなることで
身体に良い効果があらわれるのは、
みなさんもイメージしやすいと思います。
でも、お灸の効果は、
血行がよくなるだけではありません。
東洋医学では、お灸は
「気」に大きく作用すると
考えられています。
「気」というのは、身体中に流れていて、
滞りなくめぐり続けていることが重要です。
朝も夜も休む事なく
身体中をめぐり続けていなければなりません。
ですが、「気力」「気分」「気鬱」という言葉があるように、
「気に力」がなかったり、「気分」が優れなかったり、
「気が鬱」していたりといったことが起ると、
体調が悪くなってしまうのです。
未妊にお悩みの女子には、
この「気」のパワーが弱かったり、
そもそも「気」の量が少ないタイプだったりして、
満ちあふれた「気」のパワーを持ち合わせている方が
大変少ないように感じます。
なので、いつも
「身体がだるい・・重い・・・」
「クヨクヨしてしまう・・」
「毎日、疲れが取れない・・」
「眠いな〜・・」
「生理がしんどい・・お腹痛い」
「寒い・・手足も冷たい・・」
といった、身体からの声が
溢れています。
そんな妊活女子が、少ない気力を振り絞って
お仕事に行くのですから、
お家に帰ると疲れ果ててしまって、
何もできなくなってしまいます。
当たり前ですよね。
「ウォーキングにもいけない」
「家事も出来ない」
そんな自分が嫌になって、
また自己嫌悪に陥ってしまうのは
大変辛いです。
そんな、「気力減退ぎみの女子」に
ピッタリなのがお灸です。
気力で動かせない身体を
楽に動かすために、
お灸を使ってみませんか?
お灸は火をつけて「もぐさ」を燃やした熱で
身体を温めるとお話しましたが、
この「熱」の作用を
東洋医学では「陽」のパワーといいます。
「陽」のパワーは、「気」を動かす力を
もつといいます。
自分の気力で動かなかった「気」も、
お灸の熱でスムーズに動かせるようになるのです。
まるで、車のエンジンに
「ターボ」を付けたようなものです。
キツイ坂道を自転車で
必死にこいであがろうとして
もがいているのと、
電動自転車でササーッと
走っていってしまうくらい
の違いです。
実際に、鍼治療をしていても
鍼だけではなかなか脉が変わらない患者さんにも、
先にお灸をしておくと
すごく脉の動きがよくなります。
お灸には、動かない「気」を
引っ張っていってくれる力があるのです。
とくに、身体をスムーズに動かし
一日を楽に過ごせるように手助けする為に、
朝のお灸がオススメです。
朝は、陰の時間からお昼の陽の頂点に向かって
エネルギーが満ちてくる時間です。
朝にお灸をすることで、
陽に向かう力をさらに
パワーアップする手助けを
してくれます。
寝起きで重い身体も
エンジンがかかりやすくなって
快適にスタートできます。
また、日々の気の巡りがよくなると、
月経に伴う不快な症状も改善されます。
・生理痛(お腹や腰の痛み、性器痛)
・月経時の冷え
・ドロドロ経血
などが減少していきますので、
妊活には最適です。
月経が整うと、
良い卵が育ちやすくなります。
ぜひ、寒いこの季節こそ、
お灸で妊活してみてくださいね。
お灸をするツボは、
私たち鍼灸師におまかせください。
治療のあとには、
そのときにベストなツボを選んで
灸点を付けますよ。
みなさまの妊活を応援します!
快適月経生活・卵のアンチエンジング担当
岡井志帆
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